腰椎圧迫骨折で退院した直後は、ベッドから起き上がる際の痛みや再び骨折する不安から、必要以上に動作を控えることがあります。本人が病院で身につけた手順を確認し、自宅のベッド環境と家族の介助方法を整えることが大切です。
本記事では、朝は自分のタイミングで起き、着替えて居間で朝食を取りたい。ためのケアプラン文例を紹介します。
この記事が参考になるケース
- 82歳女性。夫と二人暮らし。腰椎圧迫骨折で入院後、自宅へ退院した。医師の指示に沿って装具を使用しており、起き上がり時に腰部痛があるが、できることは自分で続けたいと希望している。
- 本人は「朝は自分のタイミングで起き、着替えて居間で朝食を取りたい。」と希望している。
- 家族は「痛みを悪化させないか心配だが、本人ができる動作まで奪わずに支えたい。」と考えている。
治療、活動量、医療機器、動作方法は主治医・看護職・リハビリ職等の評価と指示を確認します。
利用者像の例
- 82歳女性。夫と二人暮らし。腰椎圧迫骨折で入院後、自宅へ退院した。医師の指示に沿って装具を使用しており、起き上がり時に腰部痛があるが、できることは自分で続けたいと希望している。
- 本人は「朝は自分のタイミングで起き、着替えて居間で朝食を取りたい。」と希望している。
- 家族は「痛みを悪化させないか心配だが、本人ができる動作まで奪わずに支えたい。」と考えている。
本人・家族の意向の文例
本人の意向
おすすめ文例
朝は自分のタイミングで起き、着替えて居間で朝食を取りたい。
家族の意向
おすすめ文例
痛みを悪化させないか心配だが、本人ができる動作まで奪わずに支えたい。
第1表の文例
利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果
おすすめ文例
82歳女性。夫と二人暮らし。腰椎圧迫骨折で入院後、自宅へ退院した。医師の指示に沿って装具を使用しており、起き上がり時に腰部痛があるが、できることは自分で続けたいと希望している。
本人には「朝は自分のタイミングで起き、着替えて居間で朝食を取りたい。」という希望があり、現在行えている方法と生活上の役割を生かす必要がある。
訪問リハビリ等が起き上がり手順、ベッドの高さ、支持物を評価し、本人・夫へ介助方法を共有する。
総合的な援助の方針
おすすめ文例
本人が入院中に習得した痛みの少ない起き上がり手順を生かし、医療・リハビリ職の指示と自宅のベッド環境を確認しながら、夫の見守りで朝の離床と自分らしい生活リズムを続けられるよう支援します。
別の表現|短めにまとめたい場合
本人の「朝は自分のタイミングで起き、着替えて居間で朝食を取りたい。」という希望を尊重し、ベッド周囲を整え、確認した手順で起き上がりを行える。ことを目標に、家族と関係職種で支援方法と状態変化を共有します。
第2表の文例
サービスを利用すること自体ではなく、本人が望む生活を続けられることを目標にします。
課題① 痛みに配慮しながら、自分の力を使ってベッドから起き上がりたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
痛みに配慮しながら、自分の力を使ってベッドから起き上がりたい。
長期目標
自宅で無理のない手順を用い、毎朝自分のペースで離床できる。
短期目標
ベッド周囲を整え、確認した手順で起き上がりを行える。
サービス内容
訪問リハビリ等が起き上がり手順、ベッドの高さ、支持物を評価し、本人・夫へ介助方法を共有する。
課題② 痛みや体調の変化を適切に伝え、安心して療養生活を続けたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
痛みや体調の変化を適切に伝え、安心して療養生活を続けたい。
長期目標
骨折後の状態変化を早期に相談し、必要な医療と介護を受けながら生活を継続できる。
短期目標
痛みの部位・強さ・動作との関係を言葉や記録で伝えられる。
サービス内容
本人が伝えやすい方法で痛み、しびれ、食欲、睡眠、服薬状況を確認し、急な痛みの増強、新たな転倒、下肢症状等がみられた場合は医療職へ速やかに連絡する。
課題③ 家族や支援者と役割を分け、無理なく在宅生活を続けたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
家族や支援者と役割を分け、無理なく在宅生活を続けたい。
長期目標
本人の自立と家族の生活が両立し、必要な支援を継続して受けられる。
短期目標
本人が行うこと、見守ること、支援を依頼することを家族と確認できる。
サービス内容
本人の意思を確認して支援範囲を決め、先回りした全面介助を避ける。家族の負担を確認し、訪問介護、通所系サービス、短期入所等を必要に応じて調整する。
第2表の完成イメージ
上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。
※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。
| 生活全般の解決すべき課題(ニーズ) | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
|---|---|---|---|
| 痛みに配慮しながら、自分の力を使ってベッドから起き上がりたい。 | 自宅で無理のない手順を用い、毎朝自分のペースで離床できる。 | ベッド周囲を整え、確認した手順で起き上がりを行える。 | 訪問リハビリ等が起き上がり手順、ベッドの高さ、支持物を評価し、本人・夫へ介助方法を共有する。 |
| 痛みや体調の変化を適切に伝え、安心して療養生活を続けたい。 | 骨折後の状態変化を早期に相談し、必要な医療と介護を受けながら生活を継続できる。 | 痛みの部位・強さ・動作との関係を言葉や記録で伝えられる。 | 本人が伝えやすい方法で痛み、しびれ、食欲、睡眠、服薬状況を確認し、急な痛みの増強、新たな転倒、下肢症状等がみられた場合は医療職へ速やかに連絡する。 |
| 家族や支援者と役割を分け、無理なく在宅生活を続けたい。 | 本人の自立と家族の生活が両立し、必要な支援を継続して受けられる。 | 本人が行うこと、見守ること、支援を依頼することを家族と確認できる。 | 本人の意思を確認して支援範囲を決め、先回りした全面介助を避ける。家族の負担を確認し、訪問介護、通所系サービス、短期入所等を必要に応じて調整する。 |
退院直後・起き上がりのケアプラン作成ポイント
本人の希望を確認する
病状だけで決めず、本人が続けたい生活と役割を確認します。
できる動作と方法を生かす
実際に使えている動作、伝達方法、道具、生活上の工夫を計画へ反映します。
変化時の相談を整える
起き上がり時の痛み、動作時間、本人が使えている手順、夫の介助方法と負担、医療職から示された留意点を確認します。
文例を使うときのポイント
- 起き上がりを一律に介助せず、本人が病院で覚えた動作と自宅環境の違いを確認し、本人が行える部分を明確にします。
- 家族の不安と負担にも配慮します。
- 本人の体調、意思、満足感を継続して確認します。
まとめ
本人が入院中に習得した痛みの少ない起き上がり手順を生かし、医療・リハビリ職の指示と自宅のベッド環境を確認しながら、夫の見守りで朝の離床と自分らしい生活リズムを続けられるよう支援します。


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