ケアプラン文例【変形性膝関節症・調理・立位】|座って家事を続ける第1表・第2表の記入例

変形性膝関節症では台所での長時間立位が負担となり、本人が続けてきた調理の役割を諦めることがあります。

本記事では、座位作業と家族との分担を取り入れ、本人が調理の役割を続けるケアプラン文例を紹介します。

この記事が参考になるケース

  • 調理中に立ち続けると膝痛が強くなり、夕食準備を途中でやめる。
  • 椅子に座れば野菜の下ごしらえと盛り付けができる。
  • 夫は転倒を心配し、台所へ入らないよう勧めている。

作業姿勢、台所環境、立位時間はリハビリ職等の評価を確認する。

利用者像の例

  • 73歳女性。変形性膝関節症で、夫と二人暮らし。
  • 調理中に立ち続けると膝痛が強くなり、夕食準備を途中でやめる。
  • 椅子に座れば野菜の下ごしらえと盛り付けができる。
  • 夫は転倒を心配し、台所へ入らないよう勧めている。

本人・家族の意向の文例

本人の意向

おすすめ文例

座りながらでも、家族の食事づくりに関わりたい。

家族の意向

おすすめ文例

本人ができる工程を残し、火や運搬は代わりたい。

第1表の文例

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果

おすすめ文例

椅子に座れば野菜の下ごしらえと盛り付けができる。

調理中に立ち続けると膝痛が強くなり、夕食準備を途中でやめる。 夫は転倒を心配し、台所へ入らないよう勧めている。

椅子と作業台を整え、下ごしらえ・加熱・運搬を分担して休憩を入れる

総合的な援助の方針

おすすめ文例

本人の「座りながらでも、家族の食事づくりに関わりたい。」という希望と現在行えている動作を尊重し、椅子と作業台を整え、下ごしらえ・加熱・運搬を分担して休憩を入れる。家族は火を使う工程と重い鍋の運搬を担い、座位作業は本人に任せる。調理中・後の膝痛、腫れ、疲労、ふらつきを医療・介護職で共有し、体調や生活状況に合わせて支援方法を調整する。

別の表現|短めにまとめたい場合

座位でできる調理工程を残し、立位と運搬を家族と分担して役割を続ける。家族は火を使う工程と重い鍋の運搬を担い、座位作業は本人に任せる。調理中・後の膝痛、腫れ、疲労、ふらつきを関係職種で共有する。

第2表の文例

サービスを利用すること自体ではなく、本人が望む生活を続けられることを目標にします。

課題① 座りながら夕食づくりに関わりたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

座りながら夕食づくりに関わりたい。

長期目標

膝への負担を減らして調理の役割を続けられる。

短期目標

椅子と作業台を使って下ごしらえができる。

サービス内容

リハビリ職等が姿勢と台所環境を確認する。

課題② 立つ作業と運搬は家族へ頼みたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

立つ作業と運搬は家族へ頼みたい。

長期目標

家族と分担して安全に調理できる。

短期目標

加熱と重い鍋の運搬を夫へ依頼できる。

サービス内容

家族が負担の大きい工程を担う。

課題③ 痛みに合わせて休憩したい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

痛みに合わせて休憩したい。

長期目標

症状に応じて作業時間を調整できる。

短期目標

痛みが強くなる前に椅子で休める。

サービス内容

家族・支援者が本人の速度を尊重する。

第2表の完成イメージ

上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。

※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)長期目標短期目標サービス内容
座りながら夕食づくりに関わりたい。膝への負担を減らして調理の役割を続けられる。椅子と作業台を使って下ごしらえができる。リハビリ職等が姿勢と台所環境を確認する。
立つ作業と運搬は家族へ頼みたい。家族と分担して安全に調理できる。加熱と重い鍋の運搬を夫へ依頼できる。家族が負担の大きい工程を担う。
痛みに合わせて休憩したい。症状に応じて作業時間を調整できる。痛みが強くなる前に椅子で休める。家族・支援者が本人の速度を尊重する。

変形性膝関節症と調理のケアプラン作成ポイント

本人の希望を確認する

病状だけで決めず、本人が続けたい生活と役割を確認する。

できる動作を活かす

実際に使えている方法や能力を計画へ反映する。

変化時の相談を整える

家族・サービス・医療職で観察項目と連絡方法を共有する。

文例を使うときのポイント

  • 作業姿勢、台所環境、立位時間はリハビリ職等の評価を確認する。
  • 家族の不安と負担にも配慮する。
  • 本人の体調と満足感を継続して確認する。

まとめ

膝痛がある人の調理支援では、座位作業と工程分担を取り入れ、家庭内での本人の役割を残すことが大切です。

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