ケアプラン文例【心不全・疲れやすい・家事】|休憩しながら家庭の役割を続ける第1表・第2表の記入例

心不全のある利用者では、家事後の疲労が強く、家族が全て代行したり、本人が無理をして翌日まで疲れを残したりすることがあります。

疲労の早期サイン、活動できる時間、回復時間、翌日への影響、本人が優先したい役割を確認することが重要です。

ここでは、午前中に椅子へ座って洗濯物をたたみ、午後は休息して家庭内の役割を続けたい利用者を例に紹介します。

この記事が参考になるケース

  • 家族の洗濯物をたたむことを長年の役割としている
  • 午前中は十五分程度の座位家事ができる
  • 肩が重い、息が浅いを疲労の早期サインとして伝えられる
  • 二十分休むと回復しやすい
  • 家事と外出を同日に行うと翌朝まで疲れが残る
  • 本人は少量でも洗濯物をたたみたい
  • 夫は運搬と物干しを担当したい

疲労のサイン、活動時間、回復時間、翌日への影響、本人が続けたい家事、医療職から示された活動時の注意点を確認してください。

※疲労の急な増悪、強い息苦しさ、胸痛等がある場合は活動を中止し、速やかに医療機関へ相談してください。

利用者像の例

  • 76歳・女性・要介護2
  • 夫と二人暮らし
  • 慢性心不全で疲れやすさがある
  • 家族の洗濯物をたたむことを長年の役割としている
  • 午前中は十五分程度の座位家事ができる
  • 肩が重い、息が浅いを疲労の早期サインとして伝えられる
  • 二十分休むと回復しやすい
  • 家事と外出を同日に行うと翌朝まで疲れが残る
  • 本人は少量でも洗濯物をたたみたい
  • 夫は運搬と物干しを担当したい

本人・家族の意向の文例

本人の意向

おすすめ文例

椅子に座って少しずつなら洗濯物をたためるので、疲れたら休みながら役割を続けたい。

家族の意向

おすすめ文例

運ぶことと干すことは私が行い、本人が疲れを伝えたら作業を代わりたい。

第1表の文例

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果

おすすめ文例

本人は夫と暮らし、洗濯物をたたむ家庭内の役割をできる範囲で続けたいと希望している。

午前中は椅子座位で十五分程度作業し、肩が重い、息が浅いという疲労の早期サインを伝えられる。

二十分の休息で回復しやすいが、家事と外出を同日に重ねると翌朝まで疲労が残る。

夫が運搬と物干しを担い、本人はたたむ工程を行い、家事日と外出日を分ける必要がある。

総合的な援助の方針

おすすめ文例

本人が疲労の早期サインを伝え、休憩を選ぶ力を活かして家事役割を継続できるよう支援する。洗濯物たたみは午前中に椅子座位で十五分以内とし、終了後に二十分の休息を確保する。夫は運搬と物干しを担い、外出予定日は家事量を減らして翌日の疲労も確認する。

別の表現|短めにまとめたい場合

本人が疲労に応じて休憩を取り、無理のない範囲で家事の役割を続けられるよう支援する。作業量を調整し、体調変化を確認しながら必要な部分だけを補う。

第2表の文例

家事量を増やすことではなく、本人が疲労を早めに伝え、優先する役割と休憩を選べることを目標にします。

課題① 疲れのサインに気づき、早めに休みたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

疲れのサインに気づき、早めに休みたい。

長期目標

過度な疲労を避けて一日を過ごせる。

短期目標

肩の重さや浅い息を感じたら作業を止め、二十分休める。

サービス内容

本人固有のサインを共有し、椅子と静かな休憩場所を確保する。

課題② 椅子に座り、洗濯物をたたむ役割を続けたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

椅子に座り、洗濯物をたたむ役割を続けたい。

長期目標

体調に合う範囲で家庭内役割を継続できる。

短期目標

午前中にタオル十枚または十五分を目安にたためる。

サービス内容

夫が洗濯物を机へ運び、本人は座位で作業し、残りは依頼できるようにする。

課題③ 家事と外出を重ねず、翌日に疲れを残したくない。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

家事と外出を重ねず、翌日に疲れを残したくない。

長期目標

予定を調整しながら本人らしい活動を続けられる。

短期目標

外出日は家事を減らし、翌朝の疲労を記録できる。

サービス内容

週間予定を夫婦で確認し、家事日と外出日を分けて回復状況を見直す。

第2表の完成イメージ

上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。

※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)長期目標短期目標サービス内容
疲れのサインに気づき、早めに休みたい。過度な疲労を避けて一日を過ごせる。肩の重さや浅い息を感じたら作業を止め、二十分休める。本人固有のサインを共有し、椅子と静かな休憩場所を確保する。
椅子に座り、洗濯物をたたむ役割を続けたい。体調に合う範囲で家庭内役割を継続できる。午前中にタオル十枚または十五分を目安にたためる。夫が洗濯物を机へ運び、本人は座位で作業し、残りは依頼できるようにする。
家事と外出を重ねず、翌日に疲れを残したくない。予定を調整しながら本人らしい活動を続けられる。外出日は家事を減らし、翌朝の疲労を記録できる。週間予定を夫婦で確認し、家事日と外出日を分けて回復状況を見直す。

心不全・疲れやすさのケアプランで意識したいポイント

早期サインを本人の言葉で共有する

肩の重さ等、本人が疲れ始めに感じる変化を計画へ反映します。

翌日までの回復を見る

活動直後だけでなく、夕方や翌朝の疲れも予定調整へ使います。

家族との役割分担を具体化する

夫は運搬、本人はたたむなど、負担に合う工程へ分けます。

文例を使うときのポイント

  • 本人固有の疲労サインを確認する
  • 座位と活動時間を整える
  • 回復に必要な時間を確認する
  • 翌日への影響を見る
  • 本人の役割を一つ残す

まとめ

心不全の疲れやすさでは、早期サイン、活動時間、回復、翌日への影響を具体的に評価します。

夫との工程分担により、本人が洗濯物をたたむ役割を無理なく続けられます。

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