ケアプラン文例【がん療養・抗がん剤治療・倦怠感】|体調に合わせて暮らす第1表・第2表の記入例

抗がん剤治療中は倦怠感や吐き気などが日によって変化し、本人と家族が活動量の決め方に迷うことがあります。

本記事では、治療後の体調変化を確認し、休息と生活動作を本人が選びながら療養するケアプラン文例を紹介します。

この記事が参考になるケース

  • 治療後数日は強い倦怠感があるが、家事を休むことに罪悪感がある。
  • 本人は体調の波を把握し、休めば簡単な身の回り動作を行える。
  • 夫は寝たきりになることを心配して無理に活動を勧めることがある。

治療後の症状と活動の目安は主治医・看護師等の指示を確認し、発熱や急な体調悪化は速やかに相談する。

利用者像の例

  • 72歳女性。外来で抗がん剤治療を受け、夫と二人暮らし。
  • 治療後数日は強い倦怠感があるが、家事を休むことに罪悪感がある。
  • 本人は体調の波を把握し、休めば簡単な身の回り動作を行える。
  • 夫は寝たきりになることを心配して無理に活動を勧めることがある。

本人・家族の意向の文例

本人の意向

おすすめ文例

治療後は無理をせず、体調が戻った日は自分でできることを続けたい。

家族の意向

おすすめ文例

休ませる時期と動いてよい目安を知り、落ち着いて支えたい。

第1表の文例

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果

おすすめ文例

本人は体調の波を把握し、休めば簡単な身の回り動作を行える。

治療後数日は強い倦怠感があるが、家事を休むことに罪悪感がある。 夫は寝たきりになることを心配して無理に活動を勧めることがある。

治療日からの体調経過、家事分担、休息、医療相談の基準を本人・家族で共有する必要がある。

総合的な援助の方針

おすすめ文例

本人が治療を続けながら自宅でできることを保ちたい意向と体調の波を把握できる力を活かし、治療後の倦怠感、食欲、吐き気、発熱等を簡単に記録して症状が強い日は十分に休み、回復した日は本人が無理のない生活動作を選べるよう支援するとともに、夫は活動を急がせず家事を分担し、医療職から示された相談基準を共有して発熱や急な悪化時に速やかに治療施設へ連絡する。

別の表現|短めにまとめたい場合

治療後の体調の波を記録し、症状が強い日は休息、回復日は無理のない活動を本人が選べるよう支援する。家族は家事を分担し、変化時は医療職へ相談する。

第2表の文例

サービスを利用すること自体ではなく、本人が望む生活を続けられることを目標にします。

課題① 治療後は体調に合わせて休みたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

治療後は体調に合わせて休みたい。

長期目標

症状の波に合わせて休息と活動を調整できる。

短期目標

倦怠感や食欲を確認し、休む必要を家族へ伝えられる。

サービス内容

訪問看護等が治療後の症状を確認し、休息と活動の目安を共有する。

課題② 体調がよい日は自分のことを続けたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

体調がよい日は自分のことを続けたい。

長期目標

無理のない範囲で身の回り動作と役割を保てる。

短期目標

その日の体調に合わせて行う動作を一つ選べる。

サービス内容

家族と介護職が本人の選択を尊重し、難しい部分のみ支援する。

課題③ 副作用の変化を早めに相談したい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

副作用の変化を早めに相談したい。

長期目標

相談基準に沿って治療施設へ連絡できる。

短期目標

発熱や強い症状を家族・支援者へ伝えられる。

サービス内容

医療職が相談基準と連絡先を本人・家族へ説明する。

第2表の完成イメージ

上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。

※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)長期目標短期目標サービス内容
治療後は体調に合わせて休みたい。症状の波に合わせて休息と活動を調整できる。倦怠感や食欲を確認し、休む必要を家族へ伝えられる。訪問看護等が治療後の症状を確認し、休息と活動の目安を共有する。
体調がよい日は自分のことを続けたい。無理のない範囲で身の回り動作と役割を保てる。その日の体調に合わせて行う動作を一つ選べる。家族と介護職が本人の選択を尊重し、難しい部分のみ支援する。
副作用の変化を早めに相談したい。相談基準に沿って治療施設へ連絡できる。発熱や強い症状を家族・支援者へ伝えられる。医療職が相談基準と連絡先を本人・家族へ説明する。

抗がん剤治療と倦怠感のケアプラン作成ポイント

本人の希望を確認する

病状だけで決めず、本人が続けたい生活と役割を確認する。

できる動作を活かす

実際に使えている方法や能力を計画へ反映する。

変化時の相談を整える

家族・サービス・医療職で観察項目と連絡方法を共有する。

文例を使うときのポイント

  • 治療後の症状と活動の目安は主治医・看護師等の指示を確認し、発熱や急な体調悪化は速やかに相談する。
  • 家族の不安と負担にも配慮する。
  • 本人の体調と満足感を継続して確認する。

まとめ

抗がん剤治療中の支援では、症状の波を本人・家族で理解し、必要な休息と本人が望む活動を日ごとに選べることが大切です。

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