ケアプラン文例【がん療養・疼痛・自宅生活】|痛みを伝えて暮らす第1表・第2表の記入例

がん療養中の痛みを我慢すると、移動や睡眠、食事など日常生活全体が狭くなることがあります。

本記事では、本人が痛みの程度と生活への影響を伝え、医療職と相談しながら自宅生活を続けるケアプラン文例を紹介します。

この記事が参考になるケース

  • 腰部の痛みが強い日は移動と睡眠が妨げられるが、医師へ十分に伝えられていない。
  • 本人は痛む場所、時間帯、できなくなった動作を言葉で説明できる。
  • 妻は薬への不安から鎮痛薬の使用を控えるよう勧めている。

鎮痛薬の種類、量、使用時点は主治医等の指示に従い、本人・家族の自己判断で変更しない。

利用者像の例

  • 78歳男性。がん治療後で、妻と二人暮らし。
  • 腰部の痛みが強い日は移動と睡眠が妨げられるが、医師へ十分に伝えられていない。
  • 本人は痛む場所、時間帯、できなくなった動作を言葉で説明できる。
  • 妻は薬への不安から鎮痛薬の使用を控えるよう勧めている。

本人・家族の意向の文例

本人の意向

おすすめ文例

痛みを我慢しすぎず、家で妻と普段どおり過ごしたい。

家族の意向

おすすめ文例

薬の使い方と相談の目安を理解し、本人が楽に過ごせるよう支えたい。

第1表の文例

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果

おすすめ文例

本人は痛む場所、時間帯、できなくなった動作を言葉で説明できる。

腰部の痛みが強い日は移動と睡眠が妨げられるが、医師へ十分に伝えられていない。 妻は薬への不安から鎮痛薬の使用を控えるよう勧めている。

痛みの記録、楽な姿勢、生活動作の工夫、医療職への相談方法を具体化する必要がある。

総合的な援助の方針

おすすめ文例

本人が住み慣れた自宅で妻と過ごしたい意向と痛みを説明できる力を活かし、痛む場所、強さ、時間帯、生活への影響を簡単に記録して医療職へ伝え、処方された鎮痛薬を指示どおり使用しながら楽な姿勢と休憩を選べるよう支援するとともに、妻は薬を一律に控えさせず服用後の変化と副作用を確認し、痛みの増強や新たな症状がある時は訪問看護・主治医へ早めに相談して本人が望む自宅生活を支える。

別の表現|短めにまとめたい場合

痛みと生活への影響を記録して医療職へ伝え、処方どおりの服薬と楽な姿勢で自宅生活を支援する。家族は薬を自己判断で控えず、変化時は早めに相談する。

第2表の文例

サービスを利用すること自体ではなく、本人が望む生活を続けられることを目標にします。

課題① 痛みを和らげて自宅で過ごしたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

痛みを和らげて自宅で過ごしたい。

長期目標

痛みに対する支援を受けながら落ち着いて生活できる。

短期目標

痛む場所と強さを家族・医療職へ伝えられる。

サービス内容

訪問看護等が痛みと生活への影響を確認し、主治医へ情報提供する。

課題② 楽な姿勢と動き方を見つけたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

楽な姿勢と動き方を見つけたい。

長期目標

痛みに合わせて姿勢と活動を調整できる。

短期目標

休憩や福祉用具を使い、負担の少ない動作を選べる。

サービス内容

リハビリ職等が姿勢、移動、休憩方法を本人と確認する。

課題③ 薬を安心して使用したい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

薬を安心して使用したい。

長期目標

医療職の指示を理解し、処方どおりに服薬できる。

短期目標

服用時点と副作用の相談先を確認できる。

サービス内容

医師・薬剤師等が服薬方法を説明し、家族と支援者が同じ内容を共有する。

第2表の完成イメージ

上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。

※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)長期目標短期目標サービス内容
痛みを和らげて自宅で過ごしたい。痛みに対する支援を受けながら落ち着いて生活できる。痛む場所と強さを家族・医療職へ伝えられる。訪問看護等が痛みと生活への影響を確認し、主治医へ情報提供する。
楽な姿勢と動き方を見つけたい。痛みに合わせて姿勢と活動を調整できる。休憩や福祉用具を使い、負担の少ない動作を選べる。リハビリ職等が姿勢、移動、休憩方法を本人と確認する。
薬を安心して使用したい。医療職の指示を理解し、処方どおりに服薬できる。服用時点と副作用の相談先を確認できる。医師・薬剤師等が服薬方法を説明し、家族と支援者が同じ内容を共有する。

がん疼痛と自宅生活のケアプラン作成ポイント

本人の希望を確認する

病状だけで決めず、本人が続けたい生活と役割を確認する。

できる動作を活かす

実際に使えている方法や能力を計画へ反映する。

変化時の相談を整える

家族・サービス・医療職で観察項目と連絡方法を共有する。

文例を使うときのポイント

  • 鎮痛薬の種類、量、使用時点は主治医等の指示に従い、本人・家族の自己判断で変更しない。
  • 家族の不安と負担にも配慮する。
  • 本人の体調と満足感を継続して確認する。

まとめ

がん疼痛への支援では、痛みを我慢させず生活への影響を医療職へ伝え、本人が望む自宅生活につながる方法を整えることが大切です。

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