ケアプラン文例【がん療養・食欲低下・低栄養】|食べられる物を選ぶ第1表・第2表の記入例

がん療養中は食欲低下、味覚変化、吐き気等により食事量が減り、家族が食べることを強く勧めて対立することがあります。

本記事では、本人の好みと症状を確認し、医療・栄養職と相談しながら食べられる方法を選ぶケアプラン文例を紹介します。

この記事が参考になるケース

  • 食欲低下と味覚変化があり、一度に食べると疲れてしまう。
  • 本人は食べやすい物、量、時間帯を具体的に伝えられる。
  • 長女は体力低下を心配し、完食するよう繰り返し勧めている。

食事量、栄養補助、食形態は主治医・管理栄養士・言語聴覚士等の評価と指示を確認する。

利用者像の例

  • 80歳男性。がん療養中で、長女家族と同居。
  • 食欲低下と味覚変化があり、一度に食べると疲れてしまう。
  • 本人は食べやすい物、量、時間帯を具体的に伝えられる。
  • 長女は体力低下を心配し、完食するよう繰り返し勧めている。

本人・家族の意向の文例

本人の意向

おすすめ文例

無理に食べさせられず、食べられる時に好きな物を少しずつ食べたい。

家族の意向

おすすめ文例

本人を責めずに、必要な栄養を取れる方法を知りたい。

第1表の文例

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果

おすすめ文例

本人は食べやすい物、量、時間帯を具体的に伝えられる。

食欲低下と味覚変化があり、一度に食べると疲れてしまう。 長女は体力低下を心配し、完食するよう繰り返し勧めている。

症状、嗜好、摂取しやすい時間帯、一回量を把握し、本人と家族が納得できる食事方法を整える必要がある。

総合的な援助の方針

おすすめ文例

本人が食べられる物を自分で選びたい意向と好みや症状を伝えられる力を活かし、主治医・管理栄養士等の評価を踏まえて食べやすい味、温度、量、時間帯を確認し、一度に完食を求めず少量ずつ本人のペースで摂取できるよう支援するとともに、家族は無理に勧めず食べられた量と満足感を受け止め、体重、口腔状態、吐き気、むせ、脱水等の変化を医療職と共有して本人の負担が少ない栄養方法を検討する。

別の表現|短めにまとめたい場合

本人が食べやすい物・量・時間を選べるよう支援し、完食を求めず少量ずつ摂取する。家族は無理に勧めず、体重や症状の変化を医療・栄養職へ共有する。

第2表の文例

サービスを利用すること自体ではなく、本人が望む生活を続けられることを目標にします。

課題① 食べられる物を自分で選びたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

食べられる物を自分で選びたい。

長期目標

症状に合わせて食べやすい物を摂取できる。

短期目標

食べたい物と量を家族へ伝えられる。

サービス内容

管理栄養士等が嗜好と症状を確認し、食べやすい具体的な方法を提案する。

課題② 無理をせず自分のペースで食べたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

無理をせず自分のペースで食べたい。

長期目標

食事による苦痛を減らし、楽しみを保てる。

短期目標

少量ずつ休憩しながら食べられる。

サービス内容

家族・介護職が完食を強要せず、本人のペースを見守る。

課題③ 食事に関する変化を相談したい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

食事に関する変化を相談したい。

長期目標

低栄養や嚥下の変化を早期に共有できる。

短期目標

体重、吐き気、むせ等を支援者へ伝えられる。

サービス内容

看護職等が摂取量と全身状態を確認し、必要時は主治医へ相談する。

第2表の完成イメージ

上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。

※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)長期目標短期目標サービス内容
食べられる物を自分で選びたい。症状に合わせて食べやすい物を摂取できる。食べたい物と量を家族へ伝えられる。管理栄養士等が嗜好と症状を確認し、食べやすい具体的な方法を提案する。
無理をせず自分のペースで食べたい。食事による苦痛を減らし、楽しみを保てる。少量ずつ休憩しながら食べられる。家族・介護職が完食を強要せず、本人のペースを見守る。
食事に関する変化を相談したい。低栄養や嚥下の変化を早期に共有できる。体重、吐き気、むせ等を支援者へ伝えられる。看護職等が摂取量と全身状態を確認し、必要時は主治医へ相談する。

がん療養と食欲低下のケアプラン作成ポイント

本人の希望を確認する

病状だけで決めず、本人が続けたい生活と役割を確認する。

できる動作を活かす

実際に使えている方法や能力を計画へ反映する。

変化時の相談を整える

家族・サービス・医療職で観察項目と連絡方法を共有する。

文例を使うときのポイント

  • 食事量、栄養補助、食形態は主治医・管理栄養士・言語聴覚士等の評価と指示を確認する。
  • 家族の不安と負担にも配慮する。
  • 本人の体調と満足感を継続して確認する。

まとめ

がん療養中の食事支援では、量だけで評価せず本人の症状と好みを尊重し、負担の少ない方法を医療・栄養職と検討することが大切です。

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