心不全のある利用者では、息切れや疲労への不安から外出が減り、買い物の選択を家族任せにすることがあります。
歩行距離、休憩、荷物、天候、店内の滞在時間、本人が選びたい商品を具体的に確認することが重要です。
ここでは、シルバーカーと店内ベンチを使い、週一回は近所の店で自分のパンを選びたい利用者を例に紹介します。
この記事が参考になるケース
- 朝食のパンを自分で選ぶことを楽しみにしている
- シルバーカーで平坦路を百メートル歩ける
- 途中のベンチで休むと回復しやすい
- 息切れの程度を妻へ伝えられる
- 店内ではシルバーカーへ座って休める
- 荷物は妻が持つ
- 暑い日と寒い日は外出を延期できる
- 本人は商品を自分で見て選びたい
- 妻は経路と荷物を支援したい
屋外経路、天候、休憩場所、歩行時間、店内滞在、荷物、医療職の注意点、本人が選びたい物を確認してください。
※強い息苦しさ、胸痛、意識の変化等がある場合は外出を中止し、速やかに医療機関へ相談してください。
利用者像の例
- 80歳・男性・要介護2
- 妻と二人暮らし
- 慢性心不全で息切れと疲労がある
- 朝食のパンを自分で選ぶことを楽しみにしている
- シルバーカーで平坦路を百メートル歩ける
- 途中のベンチで休むと回復しやすい
- 息切れの程度を妻へ伝えられる
- 店内ではシルバーカーへ座って休める
- 荷物は妻が持つ
- 暑い日と寒い日は外出を延期できる
- 本人は商品を自分で見て選びたい
- 妻は経路と荷物を支援したい
本人・家族の意向の文例
本人の意向
おすすめ文例
途中で休めば店まで行けるので、週一回は自分で朝食のパンを選びたい。
家族の意向
おすすめ文例
荷物は私が持ち、本人が休みたい時に休み、商品を選ぶのを待ちたい。
第1表の文例
利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果
おすすめ文例
本人は妻と暮らし、週一回は近所の店へ行き、朝食のパンを自分で選びたいと希望している。
シルバーカーで平坦路を百メートル歩き、途中のベンチで休むと息切れが整いやすい。
店内でも座って休み、息切れを妻へ伝え、暑さや寒さが強い日は延期を選べる。
妻が荷物を持ち、本人は歩行・休憩・商品選択を担い、天候と体調に合わせて外出を調整する必要がある。
総合的な援助の方針
おすすめ文例
本人が息切れを伝え、休憩と延期を選ぶ力を活かして買い物を継続できるよう支援する。混雑と気温を考慮した時間にシルバーカーで外出し、往復と店内で休憩を確保する。妻は荷物を持ち、本人が商品を見て選ぶ時間を待ち、強い変化時は医療職へ相談する。
別の表現|短めにまとめたい場合
本人が体調と移動距離を確認し、休憩しながら買い物へ出かけられるよう支援する。外出方法や同行の必要性を一緒に検討し、無理のない社会参加を支える。
第2表の文例
歩行距離を伸ばすことではなく、本人が体調に合う方法で店へ行き、自分の食べたい物を選べることを目標にします。
課題① シルバーカーで休みながら店へ行きたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
シルバーカーで休みながら店へ行きたい。
長期目標
体調に応じて近所へ外出できる。
短期目標
百メートルの経路で一度休み、店まで歩ける。
サービス内容
経路とベンチを確認し、妻は隣で歩き、休憩の希望を本人へ尋ねる。
課題② 息切れや天候に合わせ、外出するか選びたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
息切れや天候に合わせ、外出するか選びたい。
長期目標
本人が当日の外出可否へ意思を示せる。
短期目標
体調と気温を確認し、行く、延期、家族へ頼むから選べる。
サービス内容
医療職の注意点に沿って本人の訴えを確認し、延期時も希望商品を妻へ伝えられるようにする。
課題③ 店で自分のパンを見て選びたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
店で自分のパンを見て選びたい。
長期目標
本人の選択が買い物へ反映される。
短期目標
店内で休憩し、二種類以上から希望のパンを選べる。
サービス内容
妻は商品を先に決めず、荷物と会計を支援し、本人の選択を待つ。
第2表の完成イメージ
上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。
※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。
| 生活全般の解決すべき課題(ニーズ) | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
|---|---|---|---|
| シルバーカーで休みながら店へ行きたい。 | 体調に応じて近所へ外出できる。 | 百メートルの経路で一度休み、店まで歩ける。 | 経路とベンチを確認し、妻は隣で歩き、休憩の希望を本人へ尋ねる。 |
| 息切れや天候に合わせ、外出するか選びたい。 | 本人が当日の外出可否へ意思を示せる。 | 体調と気温を確認し、行く、延期、家族へ頼むから選べる。 | 医療職の注意点に沿って本人の訴えを確認し、延期時も希望商品を妻へ伝えられるようにする。 |
| 店で自分のパンを見て選びたい。 | 本人の選択が買い物へ反映される。 | 店内で休憩し、二種類以上から希望のパンを選べる。 | 妻は商品を先に決めず、荷物と会計を支援し、本人の選択を待つ。 |
心不全・買い物外出のケアプランで意識したいポイント
屋外条件を含めて評価する
距離だけでなく、気温、風、混雑、休憩場所を確認します。
延期も本人の選択にする
家族が一方的に中止せず、本人が行く・延期・代行を選べるようにします。
商品選択を生活目標にする
外出訓練ではなく、自分の朝食を選ぶ目的へ結びつけます。
文例を使うときのポイント
- 実際の経路と休憩を確認する
- 気温と混雑を考慮する
- 荷物は同行者が持つ
- 店内滞在時間を調整する
- 本人の商品選択を待つ
まとめ
心不全の買い物では、息切れ、休憩、天候、店内滞在、荷物を具体的に整理します。
本人が外出可否と商品を選び、妻が荷物を支えることで、週一回の買い物を継続できます。
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