ケアプラン文例【COPD・在宅酸素療法・外出】|酸素を使いながら外出する第1表・第2表の記入例

在宅酸素療法を利用している人では、機器の扱いや周囲の視線への不安から外出を控え、閉じこもりにつながることがあります。

本記事では、医療職の指示を守りながら、本人が酸素機器を確認して希望する外出を続けるケアプラン文例を紹介します。

外出支援以外のCOPDの生活課題や、ほかの疾患に応じた文例は、ケアプラン文例一覧から確認できます。

この記事が参考になるケース

  • 携帯用酸素を使用して近所へ出かけたい。
  • 機器の残量やチューブの扱いに不安がある。
  • 家族は外出中の呼吸苦を心配している。

酸素流量、使用時間、機器の操作方法は主治医や酸素供給業者の指示に従い、火気の近くでは使用しない。

利用者像の例

  • 76歳女性。COPDで在宅酸素療法を利用している。
  • 室内は自立して移動し、携帯用酸素があれば短距離の外出ができる。
  • 近所の花屋へ行くことを楽しみにしていた。
  • 長女は機器トラブルと外出中の体調悪化を心配している。

本人・家族の意向の文例

本人の意向

おすすめ文例

酸素を使っていても、好きな花を見に自分で外へ出たい。

家族の意向

おすすめ文例

機器の確認方法と緊急時の対応を覚え、安心して送り出したい。

第1表の文例

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果

おすすめ文例

本人は携帯用酸素を使用して歩ける力があり、外出への意欲も保たれている。

残量確認やチューブの取り回しに不安があり、家族の心配から外出機会が減っている。

機器確認、休憩場所、連絡方法を具体化し、医療職の指示に沿って外出範囲を整える必要がある。

総合的な援助の方針

おすすめ文例

本人が花屋へ出かけたい希望と携帯用酸素を扱える力を活かし、外出前に酸素残量、チューブ、連絡手段を確認する手順を本人と家族で共有し、休憩場所と無理のない移動経路を選べるよう支援するとともに、火気への注意と医療職から示された使用方法を守り、外出中の息切れや機器の不具合、帰宅後の疲労を関係職種で確認しながら安全な社会参加を続けられるよう支援する。

別の表現|短めにまとめたい場合

医療職の指示に沿って酸素機器と連絡手段を確認し、休憩できる経路を選んで本人の外出を支える。体調や機器の変化は家族・関係職種で共有する。

第2表の文例

酸素療法を外出制限の理由にせず、安全な準備と本人の希望を計画にします。

課題① 酸素を使いながら好きな店へ出かけたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

酸素を使いながら好きな店へ出かけたい。

長期目標

携帯用酸素を使用し、無理のない範囲で外出を続けられる。

短期目標

外出前に酸素残量と必要物品を確認できる。

サービス内容

訪問看護等が医療職の指示に基づく機器確認の手順を本人・家族と共有する。

課題② 外出中も呼吸を整えて安全に歩きたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

外出中も呼吸を整えて安全に歩きたい。

長期目標

休憩場所を利用しながら目的地まで移動できる。

短期目標

息切れが強くなる前に立ち止まり、呼吸を整えられる。

サービス内容

リハビリ職等が歩行速度、休憩の目安、経路を本人と確認する。

課題③ 困った時に連絡して助けを求めたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

困った時に連絡して助けを求めたい。

長期目標

体調悪化や機器トラブル時に適切な連絡先へ相談できる。

短期目標

連絡先を携帯し、家族へ外出予定を伝えられる。

サービス内容

家族と支援者が緊急連絡方法と対応手順を確認する。

第2表の完成イメージ

上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。

※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)長期目標短期目標サービス内容
酸素を使いながら好きな店へ出かけたい。携帯用酸素を使用し、無理のない範囲で外出を続けられる。外出前に酸素残量と必要物品を確認できる。訪問看護等が医療職の指示に基づく機器確認の手順を本人・家族と共有する。
外出中も呼吸を整えて安全に歩きたい。休憩場所を利用しながら目的地まで移動できる。息切れが強くなる前に立ち止まり、呼吸を整えられる。リハビリ職等が歩行速度、休憩の目安、経路を本人と確認する。
困った時に連絡して助けを求めたい。体調悪化や機器トラブル時に適切な連絡先へ相談できる。連絡先を携帯し、家族へ外出予定を伝えられる。家族と支援者が緊急連絡方法と対応手順を確認する。

在宅酸素療法と外出のケアプラン作成ポイント

機器確認を具体化する

残量、チューブ、予備物品など本人が確認する内容を明確にする。

目的のある外出にする

距離だけでなく本人が行きたい場所と楽しみを確認する。

緊急時の連絡を決める

体調悪化や機器トラブル時の相談先を共有する。

文例を使うときのポイント

  • 酸素流量を独自に変更しない。
  • 火気への注意を本人・家族で共有する。
  • 帰宅後の疲労もモニタリングする。

まとめ

在宅酸素療法中の外出支援では、機器の安全確認と休憩方法を整え、本人が望む社会参加を諦めずに続けられることが大切です。

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