ケアプラン文例【血液透析・透析後の疲労】|休息しながら生活する第1表・第2表の記入例

血液透析後は疲労やふらつきがみられることがあり、その日の家事や入浴を無理に続けると転倒や体調悪化につながる場合があります。

本記事では、本人が透析後の疲労を確かめ、休息と生活動作を調整しながら自宅で過ごすケアプラン文例を紹介します。

この記事が参考になるケース

  • 透析後に強い疲れがあるが、帰宅後すぐ家事を行っている。
  • 休めば夕方には簡単な動作ができる。
  • 家族は寝たきりになることを心配し活動を勧めている。

透析後の活動、入浴、食事、水分等は血圧や全身状態により異なるため、透析施設の指示を確認する。

利用者像の例

  • 74歳女性。週3回の血液透析を受け、夫と二人暮らし。
  • 透析後はふらつきと疲労があり、帰宅後1時間ほど休むと軽減する。
  • 夕食の盛り付けなど座って行う家事は続けたい。
  • 夫は活動量低下を心配し、帰宅後も動くよう勧めている。

本人・家族の意向の文例

本人の意向

おすすめ文例

透析の日は無理せず休み、落ち着いたらできる家事を少し続けたい。

家族の意向

おすすめ文例

休ませる時間と動いてよい目安を知り、安全に過ごしてほしい。

第1表の文例

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果

おすすめ文例

本人は疲労の程度を伝え、休息後にできる家事を選ぶ力がある。

透析直後のふらつきがある一方、家族は活動低下を心配して休息の必要性を理解しにくい。

透析施設の評価を踏まえ、帰宅後の休息、体調確認、家事の範囲を具体化する必要がある。

総合的な援助の方針

おすすめ文例

本人が透析後は無理をせず、体調が戻れば家庭の役割を続けたい意向と疲労を伝えられる力を活かし、透析施設からの指示に沿って帰宅後は安全な場所で十分に休息し、血圧低下、ふらつき、出血、強い倦怠感等を確認したうえで、体調が整った時のみ座位でできる家事を本人が選べるよう支援するとともに、夫は活動を急がせず必要な家事を担い、透析後の回復時間や症状の変化を透析施設・介護職で共有する。

別の表現|短めにまとめたい場合

透析後は指示に沿って休息と体調確認を行い、回復後に本人ができる活動を選べるよう支援する。家族は無理に動かさず、症状と回復時間を関係職種で共有する。

第2表の文例

透析後を一律に安静とせず、本人の回復に合わせて活動を選ぶことを目標にします。

課題① 透析後は安心して休みたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

透析後は安心して休みたい。

長期目標

体調に合わせて必要な休息を取り、安全に過ごせる。

短期目標

帰宅後にふらつきや疲労を確認し、決めた場所で休める。

サービス内容

家族や介護職が透析施設の指示を確認し、帰宅後の安全と休息を支援する。

課題② 体調が戻ったらできる家事を続けたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

体調が戻ったらできる家事を続けたい。

長期目標

透析日も無理のない範囲で家庭の役割を保てる。

短期目標

回復後に座ってできる作業を一つ選べる。

サービス内容

家族が負担の大きい家事を担い、本人ができる作業を見守る。

課題③ 透析後の変化を医療職へ伝えたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

透析後の変化を医療職へ伝えたい。

長期目標

いつもと違う症状を早めに相談できる。

短期目標

ふらつき、出血、強い疲労等を家族へ伝えられる。

サービス内容

関係職種が透析後の症状と回復時間を記録し、透析施設へ共有する。

第2表の完成イメージ

上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。

※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)長期目標短期目標サービス内容
透析後は安心して休みたい。体調に合わせて必要な休息を取り、安全に過ごせる。帰宅後にふらつきや疲労を確認し、決めた場所で休める。家族や介護職が透析施設の指示を確認し、帰宅後の安全と休息を支援する。
体調が戻ったらできる家事を続けたい。透析日も無理のない範囲で家庭の役割を保てる。回復後に座ってできる作業を一つ選べる。家族が負担の大きい家事を担い、本人ができる作業を見守る。
透析後の変化を医療職へ伝えたい。いつもと違う症状を早めに相談できる。ふらつき、出血、強い疲労等を家族へ伝えられる。関係職種が透析後の症状と回復時間を記録し、透析施設へ共有する。

透析後の疲労に関するケアプラン作成ポイント

回復時間を把握する

本人ごとの疲労と回復の経過を確認する。

休息後の活動を選ぶ

できる活動を本人と相談し、役割をすべて奪わない。

透析施設と共有する

症状や回復時間の変化を医療職へ伝える。

文例を使うときのポイント

  • 透析後の活動は施設の指示を確認する。
  • シャント部の出血や血圧低下に注意する。
  • 透析日と非透析日で計画を分ける。

まとめ

血液透析後の支援では、本人の回復時間を尊重し、安全な休息と無理のない活動を組み合わせることが大切です。

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