ケアプラン文例【変形性膝関節症・階段昇降】|手すりを使って移動する第1表・第2表の記入例

変形性膝関節症では階段の上り下りで膝への負担が増え、外出や自宅内の移動を諦めることがあります。

本記事では、本人が手すりと習得した手順を使い、無理のない範囲で階段を利用するケアプラン文例を紹介します。

この記事が参考になるケース

  • 階段を下りる時に左膝の痛みが強く、足順が乱れる。
  • 手すりを握り、一段ずつなら昇降できる。
  • 妻は転倒を恐れ、後ろから体を押している。

階段の可否、足順、杖の扱いはリハビリ職等の実地評価と指示を確認する。

利用者像の例

  • 74歳男性。変形性膝関節症で、妻と二階建て住宅に住んでいる。
  • 階段を下りる時に左膝の痛みが強く、足順が乱れる。
  • 手すりを握り、一段ずつなら昇降できる。
  • 妻は転倒を恐れ、後ろから体を押している。

本人・家族の意向の文例

本人の意向

おすすめ文例

寝室のある二階へ自分で上がりたい。

家族の意向

おすすめ文例

安全な足順と見守り位置を確認して支えたい。

第1表の文例

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果

おすすめ文例

手すりを握り、一段ずつなら昇降できる。

階段を下りる時に左膝の痛みが強く、足順が乱れる。 妻は転倒を恐れ、後ろから体を押している。

手すり、足順、荷物を持たない方法、休憩を整え、痛みが強い日は代替動線を選ぶ

総合的な援助の方針

おすすめ文例

本人の「寝室のある二階へ自分で上がりたい。」という希望と現在行えている動作を尊重し、手すり、足順、荷物を持たない方法、休憩を整え、痛みが強い日は代替動線を選ぶ。家族は押したり引いたりせず、安全な位置から見守って必要時のみ支える。階段時の痛み、ふらつき、息切れ、恐怖心を医療・介護職で共有し、体調や生活状況に合わせて支援方法を調整する。

別の表現|短めにまとめたい場合

手すりと一段ずつの手順を使い、本人が安全に階段を利用できるよう支援する。家族は押したり引いたりせず、安全な位置から見守って必要時のみ支える。階段時の痛み、ふらつき、息切れ、恐怖心を関係職種で共有する。

第2表の文例

サービスを利用すること自体ではなく、本人が望む生活を続けられることを目標にします。

課題① 手すりを使って二階へ移動したい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

手すりを使って二階へ移動したい。

長期目標

安全な手順で階段昇降を続けられる。

短期目標

確認した足順で一段ずつ昇降できる。

サービス内容

リハビリ職等が自宅階段で手順と介助位置を確認する。

課題② 荷物を持たず階段を使いたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

荷物を持たず階段を使いたい。

長期目標

膝とバランスへの負担を減らして移動できる。

短期目標

必要物品を家族へ頼み両手を空けられる。

サービス内容

家族が荷物運搬を担当し、手すり周囲を整える。

課題③ 痛みが強い日は無理をしないようにしたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

痛みが強い日は無理をしないようにしたい。

長期目標

体調に合わせて階段利用を変更できる。

短期目標

痛みを伝え一階で過ごす方法を選べる。

サービス内容

家族と支援者が一階で生活できる代替方法を整える。

第2表の完成イメージ

上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。

※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)長期目標短期目標サービス内容
手すりを使って二階へ移動したい。安全な手順で階段昇降を続けられる。確認した足順で一段ずつ昇降できる。リハビリ職等が自宅階段で手順と介助位置を確認する。
荷物を持たず階段を使いたい。膝とバランスへの負担を減らして移動できる。必要物品を家族へ頼み両手を空けられる。家族が荷物運搬を担当し、手すり周囲を整える。
痛みが強い日は無理をしないようにしたい。体調に合わせて階段利用を変更できる。痛みを伝え一階で過ごす方法を選べる。家族と支援者が一階で生活できる代替方法を整える。

変形性膝関節症と階段昇降のケアプラン作成ポイント

本人の希望を確認する

病状だけで決めず、本人が続けたい生活と役割を確認する。

できる動作を活かす

実際に使えている方法や能力を計画へ反映する。

変化時の相談を整える

家族・サービス・医療職で観察項目と連絡方法を共有する。

文例を使うときのポイント

  • 階段の可否、足順、杖の扱いはリハビリ職等の実地評価と指示を確認する。
  • 家族の不安と負担にも配慮する。
  • 本人の体調と満足感を継続して確認する。

まとめ

階段支援では、実際の住宅環境で足順と介助位置を確認し、無理な日は代替方法を選べることが大切です。

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