洗濯は衣類を取り出す前かがみ、濡れた洗濯物の持ち運び、高い位置への物干しなど腰への負担が連続します。作業高さや運搬方法を変え、本人が続けたい工程を安全に残します。
本記事では、少量ずつでも自分で洗濯し、衣類を整えたい。ためのケアプラン文例を紹介します。
洗濯・物干し以外の調理・移動・排泄など、腰椎圧迫骨折後の生活課題に応じた文例は、ケアプラン文例一覧から探せます。
この記事が参考になるケース
- 70代女性。洗濯は自分の役割として続けたいが、縦型洗濯機の底から衣類を取る時に痛みがあり、家族が全て代行するようになった。
- 本人は「少量ずつでも自分で洗濯し、衣類を整えたい。」と希望している。
- 家族は「腰を深く曲げる作業は手伝い、本人ができる部分は続けてほしい。」と考えている。
治療、活動量、医療機器、動作方法は主治医・看護職・リハビリ職等の評価と指示を確認します。
利用者像の例
- 70代女性。洗濯は自分の役割として続けたいが、縦型洗濯機の底から衣類を取る時に痛みがあり、家族が全て代行するようになった。
- 本人は「少量ずつでも自分で洗濯し、衣類を整えたい。」と希望している。
- 家族は「腰を深く曲げる作業は手伝い、本人ができる部分は続けてほしい。」と考えている。
本人・家族の意向の文例
本人の意向
おすすめ文例
少量ずつでも自分で洗濯し、衣類を整えたい。
家族の意向
おすすめ文例
腰を深く曲げる作業は手伝い、本人ができる部分は続けてほしい。
第1表の文例
利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果
おすすめ文例
70代女性。洗濯は自分の役割として続けたいが、縦型洗濯機の底から衣類を取る時に痛みがあり、家族が全て代行するようになった。
本人には「少量ずつでも自分で洗濯し、衣類を整えたい。」という希望があり、現在行えている方法と生活上の役割を生かす必要がある。
洗濯機の高さ、衣類の取り出し、かごの重量、物干し位置を確認する。濡れた衣類は少量に分け、キャスター付きワゴン等で運ぶ。低所作業と高所作業は家族が担い、本人は仕分け・たたみ等を安定した椅子で行う。
総合的な援助の方針
おすすめ文例
本人が大切にしてきた洗濯の役割を保つため、洗濯機周囲の作業高さ、少量化、運搬方法、物干し位置、家族との分担を整え、痛みを増やさず参加できる工程を支援します。
別の表現|短めにまとめたい場合
本人の「少量ずつでも自分で洗濯し、衣類を整えたい。」という希望を尊重し、衣類を少量に分け、ワゴンを使って座位中心で仕分けとたたみを行える。ことを目標に、家族と関係職種で支援方法と状態変化を共有します。
第2表の文例
サービスを利用すること自体ではなく、本人が望む生活を続けられることを目標にします。
課題① 腰に負担の少ない方法で洗濯に関わり、自分の役割を続けたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
腰に負担の少ない方法で洗濯に関わり、自分の役割を続けたい。
長期目標
作業環境と家族分担を活用し、無理のない頻度で洗濯を継続できる。
短期目標
衣類を少量に分け、ワゴンを使って座位中心で仕分けとたたみを行える。
サービス内容
洗濯機の高さ、衣類の取り出し、かごの重量、物干し位置を確認する。濡れた衣類は少量に分け、キャスター付きワゴン等で運ぶ。低所作業と高所作業は家族が担い、本人は仕分け・たたみ等を安定した椅子で行う。
課題② 痛みや体調の変化を適切に伝え、安心して療養生活を続けたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
痛みや体調の変化を適切に伝え、安心して療養生活を続けたい。
長期目標
骨折後の状態変化を早期に相談し、必要な医療と介護を受けながら生活を継続できる。
短期目標
痛みの部位・強さ・動作との関係を言葉や記録で伝えられる。
サービス内容
本人が伝えやすい方法で痛み、しびれ、食欲、睡眠、服薬状況を確認し、急な痛みの増強、新たな転倒、下肢症状等がみられた場合は医療職へ速やかに連絡する。
課題③ 家族や支援者と役割を分け、無理なく在宅生活を続けたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
家族や支援者と役割を分け、無理なく在宅生活を続けたい。
長期目標
本人の自立と家族の生活が両立し、必要な支援を継続して受けられる。
短期目標
本人が行うこと、見守ること、支援を依頼することを家族と確認できる。
サービス内容
本人の意思を確認して支援範囲を決め、先回りした全面介助を避ける。家族の負担を確認し、訪問介護、通所系サービス、短期入所等を必要に応じて調整する。
第2表の完成イメージ
上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。
※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。
| 生活全般の解決すべき課題(ニーズ) | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
|---|---|---|---|
| 腰に負担の少ない方法で洗濯に関わり、自分の役割を続けたい。 | 作業環境と家族分担を活用し、無理のない頻度で洗濯を継続できる。 | 衣類を少量に分け、ワゴンを使って座位中心で仕分けとたたみを行える。 | 洗濯機の高さ、衣類の取り出し、かごの重量、物干し位置を確認する。濡れた衣類は少量に分け、キャスター付きワゴン等で運ぶ。低所作業と高所作業は家族が担い、本人は仕分け・たたみ等を安定した椅子で行う。 |
| 痛みや体調の変化を適切に伝え、安心して療養生活を続けたい。 | 骨折後の状態変化を早期に相談し、必要な医療と介護を受けながら生活を継続できる。 | 痛みの部位・強さ・動作との関係を言葉や記録で伝えられる。 | 本人が伝えやすい方法で痛み、しびれ、食欲、睡眠、服薬状況を確認し、急な痛みの増強、新たな転倒、下肢症状等がみられた場合は医療職へ速やかに連絡する。 |
| 家族や支援者と役割を分け、無理なく在宅生活を続けたい。 | 本人の自立と家族の生活が両立し、必要な支援を継続して受けられる。 | 本人が行うこと、見守ること、支援を依頼することを家族と確認できる。 | 本人の意思を確認して支援範囲を決め、先回りした全面介助を避ける。家族の負担を確認し、訪問介護、通所系サービス、短期入所等を必要に応じて調整する。 |
洗濯・物干しのケアプラン作成ポイント
本人の希望を確認する
病状だけで決めず、本人が続けたい生活と役割を確認します。
できる動作と方法を生かす
実際に使えている動作、伝達方法、道具、生活上の工夫を計画へ反映します。
変化時の相談を整える
作業工程、前かがみの有無、運搬重量、痛み、疲労、家族の分担、本人の達成感を確認します。
文例を使うときのポイント
- 本人の役割を守るため、洗う・干す・取り込む・たたむを分け、できる工程から再開します。
- 家族の不安と負担にも配慮します。
- 本人の体調、意思、満足感を継続して確認します。
まとめ
本人が大切にしてきた洗濯の役割を保つため、洗濯機周囲の作業高さ、少量化、運搬方法、物干し位置、家族との分担を整え、痛みを増やさず参加できる工程を支援します。


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