ケアプラン文例【心不全・入浴】|息切れに配慮して清潔を保つ第1表・第2表の記入例

心不全のある利用者では、入浴による息切れや疲労への不安から、本人が楽しみにしてきた入浴を一律に制限されることがあります。

医療職から示された入浴条件を守り、脱衣、洗身、浴槽、休憩を工程ごとに確認することが重要です。

ここでは、シャワーチェアで上半身を自分で洗い、体調のよい日は医療職と共有した方法で短時間入浴したい利用者を例に紹介します。

この記事が参考になるケース

  • 夕方の入浴を一日の楽しみにしている
  • 入浴前の体調確認方法が医療職から共有されている
  • 脱衣所の椅子で衣類を脱げる
  • シャワーチェアで胸と両腕を自分で洗える
  • 背中と下腿は妻の介助を要する
  • 息切れを言葉で伝えられる
  • 入浴後は脱衣所で十分休むと回復しやすい
  • 本人は可能な方法で入浴を続けたい
  • 妻は条件を守り必要な部分だけ支えたい

医療職から示された入浴条件、入浴前後の体調、湯温、時間、洗身範囲、休憩、本人の希望を確認してください。

※入浴可否や条件を独自に決めず、主治医・看護師等の指示に従ってください。強い息苦しさ、胸痛、意識の変化等がある場合は中止し相談してください。

利用者像の例

  • 78歳・男性・要介護2
  • 妻と二人暮らし
  • 慢性心不全で通院中
  • 夕方の入浴を一日の楽しみにしている
  • 入浴前の体調確認方法が医療職から共有されている
  • 脱衣所の椅子で衣類を脱げる
  • シャワーチェアで胸と両腕を自分で洗える
  • 背中と下腿は妻の介助を要する
  • 息切れを言葉で伝えられる
  • 入浴後は脱衣所で十分休むと回復しやすい
  • 本人は可能な方法で入浴を続けたい
  • 妻は条件を守り必要な部分だけ支えたい

本人・家族の意向の文例

本人の意向

おすすめ文例

体調を確認して椅子に座れば自分で洗えるので、できる方法で入浴を続けたい。

家族の意向

おすすめ文例

体調がよいか一緒に確認し、本人が洗えるところを待ち、背中と足だけ手伝いたい。

第1表の文例

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果

おすすめ文例

本人は妻と暮らし、夕方の入浴を一日の楽しみとして可能な範囲で続けたいと希望している。

医療職から共有された条件に沿って入浴前の体調を確認し、脱衣所と浴室の椅子を使える。

シャワーチェアで胸と両腕を洗い、息切れを言葉で伝え、入浴後は十分休むと回復しやすい。

妻は背中と下腿のみ支援し、医療職の条件を守って入浴・部分浴・清拭を本人と選ぶ必要がある。

総合的な援助の方針

おすすめ文例

医療職から示された条件のもと、本人が体調を伝え、自分で洗える部位を保ちながら清潔と入浴の楽しみを継続できるよう支援する。入浴前後の体調、湯温、時間を確認し、脱衣所と浴室に安定した椅子を用意する。息切れ等に応じて本人が入浴・部分浴・清拭を選び、変化時は医療職へ相談する。

別の表現|短めにまとめたい場合

本人が息切れや疲労に合わせて休憩し、安全に入浴できるよう支援する。入浴方法と見守りを整え、体調が優れない時は無理をせず清潔を保つ方法を選ぶ。

第2表の文例

毎回浴槽へ入ることではなく、本人が体調と希望に合わせて清潔方法を選び、できる洗身を続けられることを目標にします。

課題① 入浴前の体調を伝え、自分に合う方法を選びたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

入浴前の体調を伝え、自分に合う方法を選びたい。

長期目標

本人が医療職の条件に沿って清潔方法を選べる。

短期目標

息切れとだるさを伝え、入浴・部分浴・清拭から選べる。

サービス内容

医療職から示された確認項目を用い、本人の希望を聞いて当日の方法を決める。

課題② 椅子に座り、洗える部分は自分で洗いたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

椅子に座り、洗える部分は自分で洗いたい。

長期目標

過度な負担なく洗身動作を継続できる。

短期目標

シャワーチェアで胸と両腕を洗える。

サービス内容

必要な物を手の届く位置に置き、妻は背中と下腿のみ本人の依頼後に支援する。

課題③ 入浴後に休み、息を整えたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

入浴後に休み、息を整えたい。

長期目標

入浴後の疲労に対応し安全に休息できる。

短期目標

脱衣所の椅子で十分休み、息切れが落ち着いたことを伝えられる。

サービス内容

着衣を急がず保温し、息切れが続く場合は決めた相談先へ連絡する。

第2表の完成イメージ

上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。

※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)長期目標短期目標サービス内容
入浴前の体調を伝え、自分に合う方法を選びたい。本人が医療職の条件に沿って清潔方法を選べる。息切れとだるさを伝え、入浴・部分浴・清拭から選べる。医療職から示された確認項目を用い、本人の希望を聞いて当日の方法を決める。
椅子に座り、洗える部分は自分で洗いたい。過度な負担なく洗身動作を継続できる。シャワーチェアで胸と両腕を洗える。必要な物を手の届く位置に置き、妻は背中と下腿のみ本人の依頼後に支援する。
入浴後に休み、息を整えたい。入浴後の疲労に対応し安全に休息できる。脱衣所の椅子で十分休み、息切れが落ち着いたことを伝えられる。着衣を急がず保温し、息切れが続く場合は決めた相談先へ連絡する。

心不全・入浴のケアプランで意識したいポイント

医療職の入浴条件を確認する

ケアマネジャーや家族が独自に可否や湯温を決めないようにします。

清潔方法を複数用意する

入浴、部分浴、清拭から本人が体調に合う方法を選べるようにします。

入浴後の回復まで見る

浴室内だけでなく、脱衣所での休憩と着衣後の状態を確認します。

文例を使うときのポイント

  • 最新の入浴条件を確認する
  • 入浴前後の体調を見る
  • 椅子で洗身する
  • 本人が方法を選べるようにする
  • 回復が遅い場合は相談する

まとめ

心不全の入浴では、医療職の条件を守り、本人が体調と希望に合う清潔方法を選びます。

椅子でできる洗身と入浴後の休憩を組み合わせ、入浴の楽しみを無理なく続けられます。

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