床の物を拾う、掃除機を押し引きする、雑巾がけをする動作は腰への負担が大きくなります。掃除の基準を本人と話し合い、柄の長い道具や訪問介護を活用します。
本記事では、家を自分の納得できる状態に保ち、気持ちよく暮らしたい。ためのケアプラン文例を紹介します。
この記事が参考になるケース
- 80代男性。一人暮らしで几帳面な性格。床のほこりが気になり無理に掃除機をかけた翌日に腰痛が強くなることを繰り返している。
- 本人は「家を自分の納得できる状態に保ち、気持ちよく暮らしたい。」と希望している。
- 家族は「無理な床作業を避け、サービスも使いながら一人暮らしを続けてほしい。」と考えている。
治療、活動量、医療機器、動作方法は主治医・看護職・リハビリ職等の評価と指示を確認します。
利用者像の例
- 80代男性。一人暮らしで几帳面な性格。床のほこりが気になり無理に掃除機をかけた翌日に腰痛が強くなることを繰り返している。
- 本人は「家を自分の納得できる状態に保ち、気持ちよく暮らしたい。」と希望している。
- 家族は「無理な床作業を避け、サービスも使いながら一人暮らしを続けてほしい。」と考えている。
本人・家族の意向の文例
本人の意向
おすすめ文例
家を自分の納得できる状態に保ち、気持ちよく暮らしたい。
家族の意向
おすすめ文例
無理な床作業を避け、サービスも使いながら一人暮らしを続けてほしい。
第1表の文例
利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果
おすすめ文例
80代男性。一人暮らしで几帳面な性格。床のほこりが気になり無理に掃除機をかけた翌日に腰痛が強くなることを繰り返している。
本人には「家を自分の納得できる状態に保ち、気持ちよく暮らしたい。」という希望があり、現在行えている方法と生活上の役割を生かす必要がある。
掃除範囲、姿勢、時間、翌日の痛みを確認する。軽量の柄付き道具を使い、一度の作業を短く分ける。低所、家具移動、重い掃除機は訪問介護等が支援し、本人と優先順位を相談する。
総合的な援助の方針
おすすめ文例
本人の清潔に対する基準と独居生活の希望を尊重し、腰を深く曲げない道具、作業範囲と頻度、訪問介護との共同作業を整えて、痛みを悪化させず住環境を保てるよう支援します。
別の表現|短めにまとめたい場合
本人の「家を自分の納得できる状態に保ち、気持ちよく暮らしたい。」という希望を尊重し、柄の長い道具で一部屋ずつ掃除し、床の物は無理に拾わず支援を依頼できる。ことを目標に、家族と関係職種で支援方法と状態変化を共有します。
第2表の文例
サービスを利用すること自体ではなく、本人が望む生活を続けられることを目標にします。
課題① 無理な姿勢を避けながら、自宅を清潔に保ちたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
無理な姿勢を避けながら、自宅を清潔に保ちたい。
長期目標
道具と支援を使い分け、痛みを増やさず本人が納得できる住環境を維持できる。
短期目標
柄の長い道具で一部屋ずつ掃除し、床の物は無理に拾わず支援を依頼できる。
サービス内容
掃除範囲、姿勢、時間、翌日の痛みを確認する。軽量の柄付き道具を使い、一度の作業を短く分ける。低所、家具移動、重い掃除機は訪問介護等が支援し、本人と優先順位を相談する。
課題② 痛みや体調の変化を適切に伝え、安心して療養生活を続けたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
痛みや体調の変化を適切に伝え、安心して療養生活を続けたい。
長期目標
骨折後の状態変化を早期に相談し、必要な医療と介護を受けながら生活を継続できる。
短期目標
痛みの部位・強さ・動作との関係を言葉や記録で伝えられる。
サービス内容
本人が伝えやすい方法で痛み、しびれ、食欲、睡眠、服薬状況を確認し、急な痛みの増強、新たな転倒、下肢症状等がみられた場合は医療職へ速やかに連絡する。
課題③ 家族や支援者と役割を分け、無理なく在宅生活を続けたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
家族や支援者と役割を分け、無理なく在宅生活を続けたい。
長期目標
本人の自立と家族の生活が両立し、必要な支援を継続して受けられる。
短期目標
本人が行うこと、見守ること、支援を依頼することを家族と確認できる。
サービス内容
本人の意思を確認して支援範囲を決め、先回りした全面介助を避ける。家族の負担を確認し、訪問介護、通所系サービス、短期入所等を必要に応じて調整する。
第2表の完成イメージ
上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。
※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。
| 生活全般の解決すべき課題(ニーズ) | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
|---|---|---|---|
| 無理な姿勢を避けながら、自宅を清潔に保ちたい。 | 道具と支援を使い分け、痛みを増やさず本人が納得できる住環境を維持できる。 | 柄の長い道具で一部屋ずつ掃除し、床の物は無理に拾わず支援を依頼できる。 | 掃除範囲、姿勢、時間、翌日の痛みを確認する。軽量の柄付き道具を使い、一度の作業を短く分ける。低所、家具移動、重い掃除機は訪問介護等が支援し、本人と優先順位を相談する。 |
| 痛みや体調の変化を適切に伝え、安心して療養生活を続けたい。 | 骨折後の状態変化を早期に相談し、必要な医療と介護を受けながら生活を継続できる。 | 痛みの部位・強さ・動作との関係を言葉や記録で伝えられる。 | 本人が伝えやすい方法で痛み、しびれ、食欲、睡眠、服薬状況を確認し、急な痛みの増強、新たな転倒、下肢症状等がみられた場合は医療職へ速やかに連絡する。 |
| 家族や支援者と役割を分け、無理なく在宅生活を続けたい。 | 本人の自立と家族の生活が両立し、必要な支援を継続して受けられる。 | 本人が行うこと、見守ること、支援を依頼することを家族と確認できる。 | 本人の意思を確認して支援範囲を決め、先回りした全面介助を避ける。家族の負担を確認し、訪問介護、通所系サービス、短期入所等を必要に応じて調整する。 |
掃除・床作業のケアプラン作成ポイント
本人の希望を確認する
病状だけで決めず、本人が続けたい生活と役割を確認します。
できる動作と方法を生かす
実際に使えている動作、伝達方法、道具、生活上の工夫を計画へ反映します。
変化時の相談を整える
掃除頻度、作業姿勢、痛みと疲労、翌日の影響、サービスへの依頼状況、本人の納得感を確認します。
文例を使うときのポイント
- 清潔の基準を支援者が決めず、本人が特に気になる場所と安全に行える範囲をすり合わせます。
- 家族の不安と負担にも配慮します。
- 本人の体調、意思、満足感を継続して確認します。
まとめ
本人の清潔に対する基準と独居生活の希望を尊重し、腰を深く曲げない道具、作業範囲と頻度、訪問介護との共同作業を整えて、痛みを悪化させず住環境を保てるよう支援します。


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