腰椎圧迫骨折後に通所介護を再開する際は、送迎車の乗降、長時間座位、入浴、集団体操などを一律に以前と同じに戻さず、本人の体調と医療職の指示に合わせる必要があります。
本記事では、無理のない活動から始め、デイサービスの友人に会いたい。ためのケアプラン文例を紹介します。
この記事が参考になるケース
- 80代女性。骨折前は週2回デイサービスへ通い友人との交流を楽しんでいた。退院後は送迎車の段差と体操への不安から休止している。
- 本人は「無理のない活動から始め、デイサービスの友人に会いたい。」と希望している。
- 家族は「職員に注意点を共有し、安全に通所を再開してほしい。」と考えている。
治療、活動量、医療機器、動作方法は主治医・看護職・リハビリ職等の評価と指示を確認します。
利用者像の例
- 80代女性。骨折前は週2回デイサービスへ通い友人との交流を楽しんでいた。退院後は送迎車の段差と体操への不安から休止している。
- 本人は「無理のない活動から始め、デイサービスの友人に会いたい。」と希望している。
- 家族は「職員に注意点を共有し、安全に通所を再開してほしい。」と考えている。
本人・家族の意向の文例
本人の意向
おすすめ文例
無理のない活動から始め、デイサービスの友人に会いたい。
家族の意向
おすすめ文例
職員に注意点を共有し、安全に通所を再開してほしい。
第1表の文例
利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果
おすすめ文例
80代女性。骨折前は週2回デイサービスへ通い友人との交流を楽しんでいた。退院後は送迎車の段差と体操への不安から休止している。
本人には「無理のない活動から始め、デイサービスの友人に会いたい。」という希望があり、現在行えている方法と生活上の役割を生かす必要がある。
主治医・リハビリ職の注意点を通所事業所へ共有する。送迎車の乗降を確認し、長時間座位を避ける休憩場所を準備する。体操、入浴、レクリエーションは本人が選び、痛みや疲労時は中止・変更する。
総合的な援助の方針
おすすめ文例
本人が楽しみにしてきた通所での交流を再開できるよう、医療上の留意点、送迎乗降、休息場所、参加する活動を事業所と共有し、体調に応じて選べる段階的な利用を支援します。
別の表現|短めにまとめたい場合
本人の「無理のない活動から始め、デイサービスの友人に会いたい。」という希望を尊重し、送迎時の乗降方法と休憩場所を確認し、短時間または負担の少ない活動から参加できる。ことを目標に、家族と関係職種で支援方法と状態変化を共有します。
第2表の文例
サービスを利用すること自体ではなく、本人が望む生活を続けられることを目標にします。
課題① 腰の状態に合う活動を選び、デイサービスの交流を再開したい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
腰の状態に合う活動を選び、デイサービスの交流を再開したい。
長期目標
体調を調整しながら通所を継続し、交流と日中活動を保てる。
短期目標
送迎時の乗降方法と休憩場所を確認し、短時間または負担の少ない活動から参加できる。
サービス内容
主治医・リハビリ職の注意点を通所事業所へ共有する。送迎車の乗降を確認し、長時間座位を避ける休憩場所を準備する。体操、入浴、レクリエーションは本人が選び、痛みや疲労時は中止・変更する。
課題② 痛みや体調の変化を適切に伝え、安心して療養生活を続けたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
痛みや体調の変化を適切に伝え、安心して療養生活を続けたい。
長期目標
骨折後の状態変化を早期に相談し、必要な医療と介護を受けながら生活を継続できる。
短期目標
痛みの部位・強さ・動作との関係を言葉や記録で伝えられる。
サービス内容
本人が伝えやすい方法で痛み、しびれ、食欲、睡眠、服薬状況を確認し、急な痛みの増強、新たな転倒、下肢症状等がみられた場合は医療職へ速やかに連絡する。
課題③ 家族や支援者と役割を分け、無理なく在宅生活を続けたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
家族や支援者と役割を分け、無理なく在宅生活を続けたい。
長期目標
本人の自立と家族の生活が両立し、必要な支援を継続して受けられる。
短期目標
本人が行うこと、見守ること、支援を依頼することを家族と確認できる。
サービス内容
本人の意思を確認して支援範囲を決め、先回りした全面介助を避ける。家族の負担を確認し、訪問介護、通所系サービス、短期入所等を必要に応じて調整する。
第2表の完成イメージ
上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。
※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。
| 生活全般の解決すべき課題(ニーズ) | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
|---|---|---|---|
| 腰の状態に合う活動を選び、デイサービスの交流を再開したい。 | 体調を調整しながら通所を継続し、交流と日中活動を保てる。 | 送迎時の乗降方法と休憩場所を確認し、短時間または負担の少ない活動から参加できる。 | 主治医・リハビリ職の注意点を通所事業所へ共有する。送迎車の乗降を確認し、長時間座位を避ける休憩場所を準備する。体操、入浴、レクリエーションは本人が選び、痛みや疲労時は中止・変更する。 |
| 痛みや体調の変化を適切に伝え、安心して療養生活を続けたい。 | 骨折後の状態変化を早期に相談し、必要な医療と介護を受けながら生活を継続できる。 | 痛みの部位・強さ・動作との関係を言葉や記録で伝えられる。 | 本人が伝えやすい方法で痛み、しびれ、食欲、睡眠、服薬状況を確認し、急な痛みの増強、新たな転倒、下肢症状等がみられた場合は医療職へ速やかに連絡する。 |
| 家族や支援者と役割を分け、無理なく在宅生活を続けたい。 | 本人の自立と家族の生活が両立し、必要な支援を継続して受けられる。 | 本人が行うこと、見守ること、支援を依頼することを家族と確認できる。 | 本人の意思を確認して支援範囲を決め、先回りした全面介助を避ける。家族の負担を確認し、訪問介護、通所系サービス、短期入所等を必要に応じて調整する。 |
通所介護・再開のケアプラン作成ポイント
本人の希望を確認する
病状だけで決めず、本人が続けたい生活と役割を確認します。
できる動作と方法を生かす
実際に使えている動作、伝達方法、道具、生活上の工夫を計画へ反映します。
変化時の相談を整える
送迎時の痛み、滞在時間、活動参加、休憩、帰宅後と翌日の疲労、本人の楽しみを確認します。
文例を使うときのポイント
- 以前の利用内容へ一度に戻すのではなく、本人が最も再開したい交流から段階的に組み立てます。
- 家族の不安と負担にも配慮します。
- 本人の体調、意思、満足感を継続して確認します。
まとめ
本人が楽しみにしてきた通所での交流を再開できるよう、医療上の留意点、送迎乗降、休息場所、参加する活動を事業所と共有し、体調に応じて選べる段階的な利用を支援します。


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