ケアプラン文例【糖尿病・運動と散歩】|無理なく活動を続ける第1表・第2表の記入例

糖尿病のある高齢者に運動を勧める際は、体力、合併症、服薬、転倒リスクを踏まえ、本人が楽しめる活動を選ぶ必要があります。

本記事では、医療職の指示と本人の体力に合わせ、散歩や日常活動を安全に習慣化するケアプラン文例を紹介します。

この記事が参考になるケース

  • 友人との散歩を再開したい。
  • 屋外は杖を使い、10分程度なら休まず歩ける。
  • 家族は低血糖と転倒を心配して外出を止めている。

運動の強さや実施可否は合併症と治療内容により異なるため、主治医・リハビリ専門職へ確認する。

利用者像の例

  • 78歳女性。2型糖尿病で膝痛もある。
  • 友人との散歩を再開したい。
  • 屋外は杖を使い、10分程度なら休まず歩ける。
  • 家族は低血糖と転倒を心配して外出を止めている。

本人・家族の意向の文例

本人の意向

おすすめ文例

無理のない距離で友人と話しながら歩きたい。

家族の意向

おすすめ文例

体調確認や中止の目安が分かれば見守りたい。

第1表の文例

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果

おすすめ文例

本人は杖で短時間歩行でき、友人との散歩を楽しみとしている。

膝痛、疲労、治療内容に伴う体調変化、転倒への不安が活動を妨げている。

医療職の指示を確認し、時間、経路、同行、休憩、中止基準を整えて段階的に再開する必要がある。

総合的な援助の方針

おすすめ文例

本人が友人との散歩を楽しみながら活動量を保てるよう、主治医とリハビリ専門職に運動の可否や注意点を確認し、杖を用いて平坦な短距離の経路から始め、出発前後の体調、足の状態、痛み、疲労を本人と家族で振り返るとともに、悪天候や体調不良時には室内活動へ変更し、低血糖等への備えと連絡方法を関係者で共有しながら無理なく継続できる量へ調整する。

別の表現|短めにまとめたい場合

医療職が確認した範囲で短時間の散歩から始め、杖、同行、休憩、体調確認を取り入れ、本人が楽しみながら安全に活動を続けられるよう支援する。

第2表の文例

運動量だけでなく、楽しみや交流が続く活動として計画します。

課題① 友人と話しながら散歩を楽しみたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

友人と話しながら散歩を楽しみたい。

長期目標

体調に合わせて週3回程度の散歩を続けられる。

短期目標

家族または友人と平坦な道を10分歩ける。

サービス内容

理学療法士等が歩行能力と経路を評価し、安全な時間・距離を提案する。

課題② 体調が悪い日は無理をせず休みたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

体調が悪い日は無理をせず休みたい。

長期目標

自分で体調を確認し、実施・中止を選べる。

短期目標

痛み、ふらつき、強い疲労を確認して家族へ伝えられる。

サービス内容

医療職が個別の中止目安を説明し、支援者間で共有する。

課題③ 外へ出られない日も身体を動かしたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

外へ出られない日も身体を動かしたい。

長期目標

天候に左右されず無理のない活動を保てる。

短期目標

雨天時は座位運動や家の中の歩行へ切り替えられる。

サービス内容

通所介護等で本人が続けやすい室内活動を提案し実施状況を確認する。

第2表の完成イメージ

上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。

※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)長期目標短期目標サービス内容
友人と話しながら散歩を楽しみたい。体調に合わせて週3回程度の散歩を続けられる。家族または友人と平坦な道を10分歩ける。理学療法士等が歩行能力と経路を評価し、安全な時間・距離を提案する。
体調が悪い日は無理をせず休みたい。自分で体調を確認し、実施・中止を選べる。痛み、ふらつき、強い疲労を確認して家族へ伝えられる。医療職が個別の中止目安を説明し、支援者間で共有する。
外へ出られない日も身体を動かしたい。天候に左右されず無理のない活動を保てる。雨天時は座位運動や家の中の歩行へ切り替えられる。通所介護等で本人が続けやすい室内活動を提案し実施状況を確認する。

運動と散歩のケアプラン作成ポイント

医療面を先に確認する

合併症や治療内容を踏まえる。

楽しみを入れる

交流や目的地を活動の動機にする。

代替活動を用意する

悪天候時も習慣が途切れないようにする。

文例を使うときのポイント

  • 足の傷や靴ずれを確認する。
  • 水分や携行品は医療職の指示に沿う。
  • 翌日の疲労も評価する。

まとめ

糖尿病の運動支援は、安全性だけでなく本人が楽しんで続けられる活動を選ぶことが重要です。

関連するケアプラン文例

  • 糖尿病・低血糖への不安
  • 糖尿病・フットケア
  • 糖尿病・食事管理

糖尿病のケアプラン文例一覧へ戻る

コメント

タイトルとURLをコピーしました