腰椎圧迫骨折を経験した方では、骨粗鬆症の治療継続や転倒予防、食事、日常活動を生活の中で無理なく続けることが重要です。恐怖から動かなくなることを避け、医療職の指示を本人が理解して選択できる支援を行います。
本記事では、また骨折しないよう気をつけながら、自分で薬を管理し散歩を再開したい。ためのケアプラン文例を紹介します。
この記事が参考になるケース
- 70代後半女性。骨粗鬆症薬が開始されたが、服用曜日や方法を忘れることがある。再骨折が怖く外出を控え、家族から動くよう勧められると不安が強くなる。
- 本人は「また骨折しないよう気をつけながら、自分で薬を管理し散歩を再開したい。」と希望している。
- 家族は「治療を続けてほしいが、怖がらせず安全な活動を支えたい。」と考えている。
治療、活動量、医療機器、動作方法は主治医・看護職・リハビリ職等の評価と指示を確認します。
利用者像の例
- 70代後半女性。骨粗鬆症薬が開始されたが、服用曜日や方法を忘れることがある。再骨折が怖く外出を控え、家族から動くよう勧められると不安が強くなる。
- 本人は「また骨折しないよう気をつけながら、自分で薬を管理し散歩を再開したい。」と希望している。
- 家族は「治療を続けてほしいが、怖がらせず安全な活動を支えたい。」と考えている。
本人・家族の意向の文例
本人の意向
おすすめ文例
また骨折しないよう気をつけながら、自分で薬を管理し散歩を再開したい。
家族の意向
おすすめ文例
治療を続けてほしいが、怖がらせず安全な活動を支えたい。
第1表の文例
利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果
おすすめ文例
70代後半女性。骨粗鬆症薬が開始されたが、服用曜日や方法を忘れることがある。再骨折が怖く外出を控え、家族から動くよう勧められると不安が強くなる。
本人には「また骨折しないよう気をつけながら、自分で薬を管理し散歩を再開したい。」という希望があり、現在行えている方法と生活上の役割を生かす必要がある。
薬剤師と服用方法、注意点、副作用を確認し、カレンダーやチェック表を本人が使いやすい位置に置く。食事内容は医師・管理栄養士の助言につなぐ。転倒要因を確認し、リハビリ職が示す運動を無理なく行う。新たな痛みや体調変化は早めに医療職へ伝える。
総合的な援助の方針
おすすめ文例
本人の再骨折への不安を受け止め、処方どおりの治療、栄養、住環境、専門職が確認した活動方法を分かりやすく結びつけて、自ら健康管理を続けられるよう支援します。
別の表現|短めにまとめたい場合
本人の「また骨折しないよう気をつけながら、自分で薬を管理し散歩を再開したい。」という希望を尊重し、服薬カレンダーで使用日と方法を確認し、家族の声かけで処方どおり実施できる。ことを目標に、家族と関係職種で支援方法と状態変化を共有します。
第2表の文例
サービスを利用すること自体ではなく、本人が望む生活を続けられることを目標にします。
課題① 再骨折を予防する方法を理解し、治療と安全な活動を自分の生活に取り入れたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
再骨折を予防する方法を理解し、治療と安全な活動を自分の生活に取り入れたい。
長期目標
骨粗鬆症治療と転倒予防の行動を継続し、安心して日常生活と外出を続けられる。
短期目標
服薬カレンダーで使用日と方法を確認し、家族の声かけで処方どおり実施できる。
サービス内容
薬剤師と服用方法、注意点、副作用を確認し、カレンダーやチェック表を本人が使いやすい位置に置く。食事内容は医師・管理栄養士の助言につなぐ。転倒要因を確認し、リハビリ職が示す運動を無理なく行う。新たな痛みや体調変化は早めに医療職へ伝える。
課題② 痛みや体調の変化を適切に伝え、安心して療養生活を続けたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
痛みや体調の変化を適切に伝え、安心して療養生活を続けたい。
長期目標
骨折後の状態変化を早期に相談し、必要な医療と介護を受けながら生活を継続できる。
短期目標
痛みの部位・強さ・動作との関係を言葉や記録で伝えられる。
サービス内容
本人が伝えやすい方法で痛み、しびれ、食欲、睡眠、服薬状況を確認し、急な痛みの増強、新たな転倒、下肢症状等がみられた場合は医療職へ速やかに連絡する。
課題③ 家族や支援者と役割を分け、無理なく在宅生活を続けたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
家族や支援者と役割を分け、無理なく在宅生活を続けたい。
長期目標
本人の自立と家族の生活が両立し、必要な支援を継続して受けられる。
短期目標
本人が行うこと、見守ること、支援を依頼することを家族と確認できる。
サービス内容
本人の意思を確認して支援範囲を決め、先回りした全面介助を避ける。家族の負担を確認し、訪問介護、通所系サービス、短期入所等を必要に応じて調整する。
第2表の完成イメージ
上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。
※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。
| 生活全般の解決すべき課題(ニーズ) | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
|---|---|---|---|
| 再骨折を予防する方法を理解し、治療と安全な活動を自分の生活に取り入れたい。 | 骨粗鬆症治療と転倒予防の行動を継続し、安心して日常生活と外出を続けられる。 | 服薬カレンダーで使用日と方法を確認し、家族の声かけで処方どおり実施できる。 | 薬剤師と服用方法、注意点、副作用を確認し、カレンダーやチェック表を本人が使いやすい位置に置く。食事内容は医師・管理栄養士の助言につなぐ。転倒要因を確認し、リハビリ職が示す運動を無理なく行う。新たな痛みや体調変化は早めに医療職へ伝える。 |
| 痛みや体調の変化を適切に伝え、安心して療養生活を続けたい。 | 骨折後の状態変化を早期に相談し、必要な医療と介護を受けながら生活を継続できる。 | 痛みの部位・強さ・動作との関係を言葉や記録で伝えられる。 | 本人が伝えやすい方法で痛み、しびれ、食欲、睡眠、服薬状況を確認し、急な痛みの増強、新たな転倒、下肢症状等がみられた場合は医療職へ速やかに連絡する。 |
| 家族や支援者と役割を分け、無理なく在宅生活を続けたい。 | 本人の自立と家族の生活が両立し、必要な支援を継続して受けられる。 | 本人が行うこと、見守ること、支援を依頼することを家族と確認できる。 | 本人の意思を確認して支援範囲を決め、先回りした全面介助を避ける。家族の負担を確認し、訪問介護、通所系サービス、短期入所等を必要に応じて調整する。 |
骨粗鬆症・再骨折予防のケアプラン作成ポイント
本人の希望を確認する
病状だけで決めず、本人が続けたい生活と役割を確認します。
できる動作と方法を生かす
実際に使えている動作、伝達方法、道具、生活上の工夫を計画へ反映します。
変化時の相談を整える
服薬実施状況、副作用、新しい痛み、転倒・ヒヤリハット、食事、活動量、本人の不安を確認します。
文例を使うときのポイント
- 再骨折予防を介護職独自の運動・栄養指示にせず、医師、薬剤師、リハビリ職等の専門的判断を生活上の実行方法へつなげます。
- 家族の不安と負担にも配慮します。
- 本人の体調、意思、満足感を継続して確認します。
まとめ
本人の再骨折への不安を受け止め、処方どおりの治療、栄養、住環境、専門職が確認した活動方法を分かりやすく結びつけて、自ら健康管理を続けられるよう支援します。


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