ケアプラン文例【がん療養・入浴・清潔保持】|体調に合わせてさっぱりする第1表・第2表の記入例

がん療養中は倦怠感や痛みにより入浴が負担となり、清潔を保つことと体力消耗の間で本人・家族が迷うことがあります。

本記事では、本人が体調と希望に合わせて入浴・シャワー・清拭を選び、無理なく清潔を保つケアプラン文例を紹介します。

この記事が参考になるケース

  • 浴槽入浴後に強い疲れが残るが、本人は入浴を楽しみにしている。
  • 本人は座位で上半身を洗い、その日の体調を言葉で伝えられる。
  • 長女は体調悪化を心配し、入浴を全面的に中止させている。

入浴可否、創部・医療機器への配慮、治療日の注意は主治医・看護師等の指示を確認する。

利用者像の例

  • 79歳女性。がん療養中で、長女と同居。
  • 浴槽入浴後に強い疲れが残るが、本人は入浴を楽しみにしている。
  • 本人は座位で上半身を洗い、その日の体調を言葉で伝えられる。
  • 長女は体調悪化を心配し、入浴を全面的に中止させている。

本人・家族の意向の文例

本人の意向

おすすめ文例

毎回浴槽でなくてもよいので、体調に合わせてさっぱりしたい。

家族の意向

おすすめ文例

本人の楽しみを残しながら、安全な清潔方法を選びたい。

第1表の文例

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果

おすすめ文例

本人は座位で上半身を洗い、その日の体調を言葉で伝えられる。

浴槽入浴後に強い疲れが残るが、本人は入浴を楽しみにしている。 長女は体調悪化を心配し、入浴を全面的に中止させている。

体調確認、動作の分割、代替方法、介助範囲を本人・家族・医療職で共有する必要がある。

総合的な援助の方針

おすすめ文例

本人が体調に合わせてさっぱりしたい意向と座位で洗身できる力を活かし、医療職の指示に沿って入浴前の痛み、倦怠感、発熱等を確認し、浴槽、シャワー、部分浴、清拭から本人がその日に合う方法を選べるよう支援するとともに、洗身動作を分けて休憩を取り、長女や介護職は負担の大きい部分だけを補い、終了後の疲労や皮膚・創部の変化を共有して安全な清潔保持を続ける。

別の表現|短めにまとめたい場合

入浴前の体調を確認し、浴槽・シャワー・清拭等から本人が方法を選べるよう支援する。できる洗身を残し、入浴後の疲労や皮膚状態を共有する。

第2表の文例

サービスを利用すること自体ではなく、本人が望む生活を続けられることを目標にします。

課題① 体調に合わせてさっぱりしたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

体調に合わせてさっぱりしたい。

長期目標

無理のない方法を選び清潔を保てる。

短期目標

その日の体調を伝え、入浴・シャワー・清拭から選べる。

サービス内容

看護職や介護職が体調を確認し、安全な清潔方法を提案する。

課題② 自分で洗える部分は続けたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

自分で洗える部分は続けたい。

長期目標

できる洗身動作を活かして入浴できる。

短期目標

座って上半身を自分で洗える。

サービス内容

介護職が休憩を取り入れ、負担の大きい部分のみ介助する。

課題③ 入浴後の変化を相談したい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

入浴後の変化を相談したい。

長期目標

疲労や皮膚状態の変化を早めに共有できる。

短期目標

強い疲れや痛みを家族・支援者へ伝えられる。

サービス内容

訪問看護等が入浴後の状態を確認し、必要時は主治医へ相談する。

第2表の完成イメージ

上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。

※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)長期目標短期目標サービス内容
体調に合わせてさっぱりしたい。無理のない方法を選び清潔を保てる。その日の体調を伝え、入浴・シャワー・清拭から選べる。看護職や介護職が体調を確認し、安全な清潔方法を提案する。
自分で洗える部分は続けたい。できる洗身動作を活かして入浴できる。座って上半身を自分で洗える。介護職が休憩を取り入れ、負担の大きい部分のみ介助する。
入浴後の変化を相談したい。疲労や皮膚状態の変化を早めに共有できる。強い疲れや痛みを家族・支援者へ伝えられる。訪問看護等が入浴後の状態を確認し、必要時は主治医へ相談する。

がん療養と入浴のケアプラン作成ポイント

本人の希望を確認する

病状だけで決めず、本人が続けたい生活と役割を確認する。

できる動作を活かす

実際に使えている方法や能力を計画へ反映する。

変化時の相談を整える

家族・サービス・医療職で観察項目と連絡方法を共有する。

文例を使うときのポイント

  • 入浴可否、創部・医療機器への配慮、治療日の注意は主治医・看護師等の指示を確認する。
  • 家族の不安と負担にも配慮する。
  • 本人の体調と満足感を継続して確認する。

まとめ

がん療養中の清潔支援では、入浴するか否かの二択にせず、本人の体調と希望に合う方法を選べることが大切です。

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