ケアプラン文例【変形性膝関節症・屋内歩行】|痛みに配慮して自宅内を歩く第1表・第2表の記入例

変形性膝関節症の痛みがあると、立ち上がり直後や方向転換でふらつきやすくなり、自宅内でも移動を控えることがあります。

本記事では、本人が杖や手すりを使い、痛みに合わせて安全に自宅内を移動するケアプラン文例を紹介します。

この記事が参考になるケース

  • 立ち上がり直後と方向転換時に右膝が痛み、トイレ移動を急ぐと不安定になる。
  • 杖と廊下の手すりを使い、ゆっくりなら自宅内を歩ける。
  • 夫は転倒を心配し、移動のたびに腕を引いている。

歩行量、杖・装具、運動方法は主治医・リハビリ職等の評価を確認する。

利用者像の例

  • 81歳女性。変形性膝関節症で、夫と二人暮らし。
  • 立ち上がり直後と方向転換時に右膝が痛み、トイレ移動を急ぐと不安定になる。
  • 杖と廊下の手すりを使い、ゆっくりなら自宅内を歩ける。
  • 夫は転倒を心配し、移動のたびに腕を引いている。

本人・家族の意向の文例

本人の意向

おすすめ文例

自分の足でトイレや台所へ行きたい。

家族の意向

おすすめ文例

本人の歩く力を残し、安全に見守る方法を知りたい。

第1表の文例

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果

おすすめ文例

杖と廊下の手すりを使い、ゆっくりなら自宅内を歩ける。

立ち上がり直後と方向転換時に右膝が痛み、トイレ移動を急ぐと不安定になる。 夫は転倒を心配し、移動のたびに腕を引いている。

立ち上がり後に姿勢を整え、動線と支持物を確認して、痛みが強い時は休憩する

総合的な援助の方針

おすすめ文例

本人の「自分の足でトイレや台所へ行きたい。」という希望と現在行えている動作を尊重し、立ち上がり後に姿勢を整え、動線と支持物を確認して、痛みが強い時は休憩する。家族は腕を引かず本人の速度を待ち、ふらつき時のみ支える。膝痛、腫れ、歩行距離、ふらつきの変化を医療・介護職で共有し、体調や生活状況に合わせて支援方法を調整する。

別の表現|短めにまとめたい場合

杖と手すりを活用し、立ち上がり後に姿勢を整えて安全に室内を歩けるよう支援する。家族は腕を引かず本人の速度を待ち、ふらつき時のみ支える。膝痛、腫れ、歩行距離、ふらつきの変化を関係職種で共有する。

第2表の文例

サービスを利用すること自体ではなく、本人が望む生活を続けられることを目標にします。

課題① 痛みに気をつけて自分でトイレへ行きたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

痛みに気をつけて自分でトイレへ行きたい。

長期目標

安全な方法で室内移動を続けられる。

短期目標

立ち上がり後に姿勢を整え、杖で歩ける。

サービス内容

リハビリ職等が歩行手順、杖、手すりの使用を確認する。

課題② 転倒せず自宅内を動きたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

転倒せず自宅内を動きたい。

長期目標

移動しやすい環境で生活範囲を保てる。

短期目標

障害物のない動線をゆっくり方向転換できる。

サービス内容

家族と支援者が動線、照明、支持物を整える。

課題③ 膝の状態の変化を相談したい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

膝の状態の変化を相談したい。

長期目標

痛みや腫れの変化を伝え必要な支援を受けられる。

短期目標

いつもより強い痛みを家族へ伝えられる。

サービス内容

医療・介護職が症状と歩行状態を共有する。

第2表の完成イメージ

上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。

※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)長期目標短期目標サービス内容
痛みに気をつけて自分でトイレへ行きたい。安全な方法で室内移動を続けられる。立ち上がり後に姿勢を整え、杖で歩ける。リハビリ職等が歩行手順、杖、手すりの使用を確認する。
転倒せず自宅内を動きたい。移動しやすい環境で生活範囲を保てる。障害物のない動線をゆっくり方向転換できる。家族と支援者が動線、照明、支持物を整える。
膝の状態の変化を相談したい。痛みや腫れの変化を伝え必要な支援を受けられる。いつもより強い痛みを家族へ伝えられる。医療・介護職が症状と歩行状態を共有する。

変形性膝関節症と屋内歩行のケアプラン作成ポイント

本人の希望を確認する

病状だけで決めず、本人が続けたい生活と役割を確認する。

できる動作を活かす

実際に使えている方法や能力を計画へ反映する。

変化時の相談を整える

家族・サービス・医療職で観察項目と連絡方法を共有する。

文例を使うときのポイント

  • 歩行量、杖・装具、運動方法は主治医・リハビリ職等の評価を確認する。
  • 家族の不安と負担にも配慮する。
  • 本人の体調と満足感を継続して確認する。

まとめ

膝痛がある人の屋内歩行支援では、支持物と動線を整え、本人の速度で歩く力を維持することが大切です。

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