ケアプラン文例【重症筋無力症・易疲労・家事】|休息と役割を両立する第1表・第2表

重症筋無力症では、時間帯や活動量によって筋力や疲労の程度が変化することがあります。できる時に頑張りすぎて後で動けなくなることを避け、本人が調子の良い時間を選んで家事や外出を行える計画にします。

本記事では、調子の良い時間に家事をし、疲れた時は安心して休みたい。ためのケアプラン文例を紹介します。

この記事が参考になるケース

  • 60代女性。午前中は調理できるが、午後はまぶたの下垂と全身の疲労が強くなる。家族のために家事を続けたい気持ちから無理をしやすい。
  • 本人は「調子の良い時間に家事をし、疲れた時は安心して休みたい。」と希望している。
  • 家族は「頑張りすぎず、家事を分担して体調を安定させてほしい。」と考えている。

治療、活動量、医療機器、動作方法は主治医・看護職・リハビリ職等の評価と指示を確認します。

利用者像の例

  • 60代女性。午前中は調理できるが、午後はまぶたの下垂と全身の疲労が強くなる。家族のために家事を続けたい気持ちから無理をしやすい。
  • 本人は「調子の良い時間に家事をし、疲れた時は安心して休みたい。」と希望している。
  • 家族は「頑張りすぎず、家事を分担して体調を安定させてほしい。」と考えている。

本人・家族の意向の文例

本人の意向

おすすめ文例

調子の良い時間に家事をし、疲れた時は安心して休みたい。

家族の意向

おすすめ文例

頑張りすぎず、家事を分担して体調を安定させてほしい。

第1表の文例

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果

おすすめ文例

60代女性。午前中は調理できるが、午後はまぶたの下垂と全身の疲労が強くなる。家族のために家事を続けたい気持ちから無理をしやすい。

本人には「調子の良い時間に家事をし、疲れた時は安心して休みたい。」という希望があり、現在行えている方法と生活上の役割を生かす必要がある。

日内変動、活動、休息、服薬、症状の関係を確認する。重い物、長時間立位、高所作業は家族や訪問介護と分担する。本人が優先する家事を短時間で行い、疲労や嚥下・呼吸症状の変化時は医療職へ相談する。

総合的な援助の方針

おすすめ文例

本人が把握している体調の波を基準に、家事の優先順位、実施時間、途中休息、家族・訪問介護との分担、服薬と受診の確認を整えて、役割と体調管理を両立できるよう支援します。

別の表現|短めにまとめたい場合

本人の「調子の良い時間に家事をし、疲れた時は安心して休みたい。」という希望を尊重し、調子の良い時間帯と休止の目安を記録し、家事を一つずつ短時間で行える。ことを目標に、家族と関係職種で支援方法と状態変化を共有します。

第2表の文例

サービスを利用すること自体ではなく、本人が望む生活を続けられることを目標にします。

課題① 疲労の波に合わせて家事と休息を選び、自分の役割を続けたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

疲労の波に合わせて家事と休息を選び、自分の役割を続けたい。

長期目標

体調に応じた活動量を自己調整し、増悪を避けながら家庭での役割を継続できる。

短期目標

調子の良い時間帯と休止の目安を記録し、家事を一つずつ短時間で行える。

サービス内容

日内変動、活動、休息、服薬、症状の関係を確認する。重い物、長時間立位、高所作業は家族や訪問介護と分担する。本人が優先する家事を短時間で行い、疲労や嚥下・呼吸症状の変化時は医療職へ相談する。

課題② 体調や身体機能の変化を適切に伝え、必要な医療と支援を受けたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

体調や身体機能の変化を適切に伝え、必要な医療と支援を受けたい。

長期目標

状態変化を早期に相談し、本人が選んだ療養生活を継続できる。

短期目標

呼吸、嚥下、筋力、疲労、痛み等の変化を本人に合う方法で伝えられる。

サービス内容

本人が伝えやすい方法で症状と生活への影響を確認し、急な呼吸・嚥下の変化や著しい筋力低下等は主治医・訪問看護へ速やかに連絡する。

課題③ 本人と家族が役割を分け、無理なく在宅生活を続けたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

本人と家族が役割を分け、無理なく在宅生活を続けたい。

長期目標

本人の意思決定と家族の健康が守られ、必要なサービスを継続して利用できる。

短期目標

本人が行うこと、支援を受けること、緊急時の連絡方法を関係者で確認できる。

サービス内容

本人の意思を確認して支援範囲を決め、先回りや過介助を避ける。家族の睡眠・体調・負担を確認し、訪問介護、訪問看護、通所、短期入所等を調整する。

第2表の完成イメージ

上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。

※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)長期目標短期目標サービス内容
疲労の波に合わせて家事と休息を選び、自分の役割を続けたい。体調に応じた活動量を自己調整し、増悪を避けながら家庭での役割を継続できる。調子の良い時間帯と休止の目安を記録し、家事を一つずつ短時間で行える。日内変動、活動、休息、服薬、症状の関係を確認する。重い物、長時間立位、高所作業は家族や訪問介護と分担する。本人が優先する家事を短時間で行い、疲労や嚥下・呼吸症状の変化時は医療職へ相談する。
体調や身体機能の変化を適切に伝え、必要な医療と支援を受けたい。状態変化を早期に相談し、本人が選んだ療養生活を継続できる。呼吸、嚥下、筋力、疲労、痛み等の変化を本人に合う方法で伝えられる。本人が伝えやすい方法で症状と生活への影響を確認し、急な呼吸・嚥下の変化や著しい筋力低下等は主治医・訪問看護へ速やかに連絡する。
本人と家族が役割を分け、無理なく在宅生活を続けたい。本人の意思決定と家族の健康が守られ、必要なサービスを継続して利用できる。本人が行うこと、支援を受けること、緊急時の連絡方法を関係者で確認できる。本人の意思を確認して支援範囲を決め、先回りや過介助を避ける。家族の睡眠・体調・負担を確認し、訪問介護、訪問看護、通所、短期入所等を調整する。

易疲労・家事のケアプラン作成ポイント

本人の希望を確認する

病状だけで決めず、本人が続けたい生活と役割を確認します。

できる動作と方法を生かす

実際に使えている動作、伝達方法、道具、生活上の工夫を計画へ反映します。

変化時の相談を整える

時間帯別の疲労、眼症状、嚥下・呼吸、家事量、休息、服薬、家族分担を確認します。

文例を使うときのポイント

  • 活動量を一律に設定せず、本人の日内変動と医療上の注意点に合わせて予定を調整します。
  • 家族の不安と負担にも配慮します。
  • 本人の体調、意思、満足感を継続して確認します。

まとめ

本人が把握している体調の波を基準に、家事の優先順位、実施時間、途中休息、家族・訪問介護との分担、服薬と受診の確認を整えて、役割と体調管理を両立できるよう支援します。

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