ケアプラン文例【変形性膝関節症・入浴】|浴槽を安全にまたぐ第1表・第2表の記入例

変形性膝関節症では浴槽またぎや立位洗身で膝痛が強くなり、転倒への不安から入浴機会が減ることがあります。

本記事では、本人が福祉用具と介助を使い、できる洗身を続けながら安全に入浴するケアプラン文例を紹介します。

この記事が参考になるケース

  • 浴槽またぎで右膝が痛み、濡れた床での方向転換に不安がある。
  • シャワーチェアに座れば自分で体を洗える。
  • 妻は浴槽へ急いで入れようとして腰への負担を感じている。

浴槽利用の可否、手すり・入浴台の使用はリハビリ職等の実地評価を確認する。

利用者像の例

  • 78歳男性。変形性膝関節症で、妻と二人暮らし。
  • 浴槽またぎで右膝が痛み、濡れた床での方向転換に不安がある。
  • シャワーチェアに座れば自分で体を洗える。
  • 妻は浴槽へ急いで入れようとして腰への負担を感じている。

本人・家族の意向の文例

本人の意向

おすすめ文例

自分で体を洗い、できれば浴槽にも安全に入りたい。

家族の意向

おすすめ文例

本人と自分の両方に負担が少ない介助方法を知りたい。

第1表の文例

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果

おすすめ文例

シャワーチェアに座れば自分で体を洗える。

浴槽またぎで右膝が痛み、濡れた床での方向転換に不安がある。 妻は浴槽へ急いで入れようとして腰への負担を感じている。

シャワーチェア、手すり、浴槽台、またぎ手順を整え、痛みが強い日はシャワーへ変更する

総合的な援助の方針

おすすめ文例

本人の「自分で体を洗い、できれば浴槽にも安全に入りたい。」という希望と現在行えている動作を尊重し、シャワーチェア、手すり、浴槽台、またぎ手順を整え、痛みが強い日はシャワーへ変更する。家族は持ち上げずに安全な位置から見守り、またぎと出浴時のみ補う。入浴中・後の膝痛、ふらつき、疲労、妻の介助負担を医療・介護職で共有し、体調や生活状況に合わせて支援方法を調整する。

別の表現|短めにまとめたい場合

福祉用具と確認した手順を使い、本人が洗身しながら安全に入浴できるよう支援する。家族は持ち上げずに安全な位置から見守り、またぎと出浴時のみ補う。入浴中・後の膝痛、ふらつき、疲労、妻の介助負担を関係職種で共有する。

第2表の文例

サービスを利用すること自体ではなく、本人が望む生活を続けられることを目標にします。

課題① 自分で体を洗って清潔を保ちたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

自分で体を洗って清潔を保ちたい。

長期目標

できる洗身動作を続けられる。

短期目標

シャワーチェアに座って上半身を洗える。

サービス内容

介護職等が用具を整え本人の洗身を見守る。

課題② 安全に浴槽へ出入りしたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

安全に浴槽へ出入りしたい。

長期目標

膝への負担を減らして浴槽を利用できる。

短期目標

手すりと浴槽台を使い確認した手順でまたげる。

サービス内容

リハビリ職等が浴槽動作と家族の介助位置を確認する。

課題③ 痛みが強い日は方法を変えたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

痛みが強い日は方法を変えたい。

長期目標

体調に合わせて清潔方法を選べる。

短期目標

浴槽が難しい日はシャワーや清拭を選べる。

サービス内容

家族・介護職が本人の希望と状態に合わせて方法を変更する。

第2表の完成イメージ

上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。

※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)長期目標短期目標サービス内容
自分で体を洗って清潔を保ちたい。できる洗身動作を続けられる。シャワーチェアに座って上半身を洗える。介護職等が用具を整え本人の洗身を見守る。
安全に浴槽へ出入りしたい。膝への負担を減らして浴槽を利用できる。手すりと浴槽台を使い確認した手順でまたげる。リハビリ職等が浴槽動作と家族の介助位置を確認する。
痛みが強い日は方法を変えたい。体調に合わせて清潔方法を選べる。浴槽が難しい日はシャワーや清拭を選べる。家族・介護職が本人の希望と状態に合わせて方法を変更する。

変形性膝関節症と入浴のケアプラン作成ポイント

本人の希望を確認する

病状だけで決めず、本人が続けたい生活と役割を確認する。

できる動作を活かす

実際に使えている方法や能力を計画へ反映する。

変化時の相談を整える

家族・サービス・医療職で観察項目と連絡方法を共有する。

文例を使うときのポイント

  • 浴槽利用の可否、手すり・入浴台の使用はリハビリ職等の実地評価を確認する。
  • 家族の不安と負担にも配慮する。
  • 本人の体調と満足感を継続して確認する。

まとめ

膝痛がある人の入浴支援では、福祉用具と介助方法を実地で確認し、本人ができる洗身を残すことが大切です。

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