ケアプラン文例【脳梗塞後遺症・片麻痺・園芸活動】|庭の花を育てる第1表・第2表の記入例

脳梗塞後遺症による片麻痺がある利用者では、屋外歩行や両手作業が難しくなり、長年続けてきた園芸を諦めることがあります。

立位での作業にこだわらず、座位、片手で扱える道具、鉢の高さ、家族との分担を調整することが重要です。

ここでは、庭のベンチに座り、右手で軽い水差しを使って季節の花を育てたい利用者を例に紹介します。

この記事が参考になるケース

  • 自宅の花壇で季節の花を育ててきた
  • 杖で庭のベンチまで歩ける
  • 背もたれ付きベンチで二十分座位を保てる
  • 右手で五百ミリリットルの水差しを持てる
  • 鉢を腰の高さに置くと花へ水を注げる
  • 土袋の運搬と鉢移動は長男が行う
  • 本人は花の種類と配置を自分で決めたい
  • 家族は重い作業だけ支援したい

庭までの動線、座位、道具の重さ、鉢の高さ、天候、疲労、本人が選びたい花と役割を確認してください。

※暑さ、寒さ、路面、体調を確認し、安全が難しい日は屋外作業を延期してください。

利用者像の例

  • 75歳・女性・要介護2
  • 長男夫婦と同居
  • 脳梗塞後遺症による左片麻痺がある
  • 自宅の花壇で季節の花を育ててきた
  • 杖で庭のベンチまで歩ける
  • 背もたれ付きベンチで二十分座位を保てる
  • 右手で五百ミリリットルの水差しを持てる
  • 鉢を腰の高さに置くと花へ水を注げる
  • 土袋の運搬と鉢移動は長男が行う
  • 本人は花の種類と配置を自分で決めたい
  • 家族は重い作業だけ支援したい

本人・家族の意向の文例

本人の意向

おすすめ文例

庭のベンチまで行き、軽い水差しなら右手で使えるので、育てる花は自分で選びたい。

家族の意向

おすすめ文例

土と鉢は私たちが運び、本人が花を選び水をやる時間を残したい。

第1表の文例

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果

おすすめ文例

本人は長男夫婦と暮らし、自宅の花壇で季節の花を選び育てる生活を続けたいと希望している。

左片麻痺があるが、杖で庭のベンチまで移動し、背もたれ座位で二十分過ごせる。

右手で軽い水差しを持ち、腰の高さの鉢へ水を注げるが、土袋と鉢の運搬は難しい。

本人は花の選択と水やり、家族は重い物の運搬と作業台の準備を担い、天候と疲労を確認する必要がある。

総合的な援助の方針

おすすめ文例

本人が右手と座位を使って水やりを行い、花を選び育てる役割を継続できるよう支援する。庭までの動線、ベンチ、腰高の鉢台、軽い水差しを整え、二十分以内で作業する。家族は土と鉢の運搬を担い、本人の希望する花と配置を確認してから準備する。

別の表現|短めにまとめたい場合

本人が安全な姿勢と方法で庭の花を育て、楽しみと役割を続けられるよう支援する。作業量や動線を整え、疲労や転倒に注意して必要な部分だけを補う。

第2表の文例

立って庭仕事を行うことではなく、本人が花を選び、座って水やりを行い、季節の変化を楽しめることを目標にします。

課題① 杖で庭のベンチまで行き、安全に座りたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

杖で庭のベンチまで行き、安全に座りたい。

長期目標

庭の決めた場所へ移動し活動を始められる。

短期目標

杖で平坦な動線を歩き、背もたれベンチへ着座できる。

サービス内容

路面と天候を確認し、家族は後方から見守り、ベンチ周囲を整理する。

課題② 右手で軽い水差しを使い、花へ水をやりたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

右手で軽い水差しを使い、花へ水をやりたい。

長期目標

座位と片手で園芸作業を継続できる。

短期目標

五百ミリリットルの水差しで腰高の鉢三個へ水を注げる。

サービス内容

家族が水量と鉢台を準備し、本人は順番と量を選んで水やりする。

課題③ 季節の花を自分で選び、家族と育てたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

季節の花を自分で選び、家族と育てたい。

長期目標

園芸を通じて家庭内の役割と楽しみを継続できる。

短期目標

月一回、二種類の苗から育てたい花と配置を選べる。

サービス内容

写真や実物を本人へ示し、家族は本人の選択後に植え替えと重い作業を行う。

第2表の完成イメージ

上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。

※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)長期目標短期目標サービス内容
杖で庭のベンチまで行き、安全に座りたい。庭の決めた場所へ移動し活動を始められる。杖で平坦な動線を歩き、背もたれベンチへ着座できる。路面と天候を確認し、家族は後方から見守り、ベンチ周囲を整理する。
右手で軽い水差しを使い、花へ水をやりたい。座位と片手で園芸作業を継続できる。五百ミリリットルの水差しで腰高の鉢三個へ水を注げる。家族が水量と鉢台を準備し、本人は順番と量を選んで水やりする。
季節の花を自分で選び、家族と育てたい。園芸を通じて家庭内の役割と楽しみを継続できる。月一回、二種類の苗から育てたい花と配置を選べる。写真や実物を本人へ示し、家族は本人の選択後に植え替えと重い作業を行う。

脳梗塞後遺症・片麻痺の園芸ケアプランで意識したいポイント

立位作業にこだわらない

ベンチと腰高の鉢台で、座位でも本人が担える園芸活動を作ります。

重さと運搬を家族が補う

水量、土袋、鉢を軽く・分担し、本人は選択と水やりを担います。

花の選択を本人に残す

家族が植える物を決めず、本人の季節感と好みを計画へ反映します。

文例を使うときのポイント

  • 庭までの路面を確認する
  • 背もたれ付き座位を整える
  • 軽い水差しを使う
  • 鉢を腰の高さへ置く
  • 天候と疲労で延期を選べるようにする

まとめ

片麻痺の園芸では、座位、道具の重さ、鉢の高さ、家族分担を調整します。

本人が花を選び水やりを続けることで、季節を感じる楽しみと家庭内の役割を保てます。

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