ケアプラン文例【通所介護・口腔ケア・食後の習慣】|生活につながる第1表・第2表

歯磨き動作は保たれている一方で始めるきっかけが不足しており、普段の道具と分かりやすい声かけで習慣を支える必要がある。 通所介護での支援を自宅の生活へつなげ、本人が何を続けたいかを軸に計画を組み立てます。

本記事では、口腔ケア・食後の習慣を扱う架空事例のケアプラン文例を紹介します。

口腔ケア以外の通所介護での支援内容や生活課題に応じた文例は、ケアプラン文例一覧から探せます。

この記事が参考になるケース

  • 80代男性。自宅で歯磨きを忘れる日があるが、道具を並べると自分で磨ける。妻は食後の声かけに負担を感じている。
  • 本人は「食後に口をさっぱりさせたい。」と希望している。
  • 家族は「自分でできる歯磨きを続けてほしい。」と考えている。

サービスの利用可否・提供範囲・医療的支援は、保険者、事業所、主治医等へ確認します。

本人・家族の意向の文例

本人の意向

おすすめ文例

食後に口をさっぱりさせたい。

家族の意向

おすすめ文例

自分でできる歯磨きを続けてほしい。

第1表の文例

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果

おすすめ文例

80代男性。自宅で歯磨きを忘れる日があるが、道具を並べると自分で磨ける。妻は食後の声かけに負担を感じている。

歯磨き動作は保たれている一方で始めるきっかけが不足しており、普段の道具と分かりやすい声かけで習慣を支える必要がある。

職員が本人の手順を確認し、必要な準備のみ手伝ってできる動作を見守る。

総合的な援助の方針

おすすめ文例

食後に自分で口を清潔にする習慣を保てるよう、職員が本人の道具と手順を確認して準備や声かけを行い、口の痛みなどの変化は家族や歯科職へつなぎながら家庭でも続けやすい方法を共有します。

別の表現|短めにまとめたい場合

自分で磨ける力を生かし、食後の準備と声かけを家庭とそろえて口腔ケアを続けます。

第2表の文例

サービスを利用すること自体ではなく、本人が望む生活を続けられることを目標にします。

課題① 食後に自分で歯を磨きたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

食後に自分で歯を磨きたい。

長期目標

できる手順を続けて口を清潔に保てる。

短期目標

道具の準備後に自分で歯磨きを始められる。

サービス内容

職員が本人の手順を確認し、必要な準備のみ手伝ってできる動作を見守る。

課題② 口の不快感を相談したい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

口の不快感を相談したい。

長期目標

不調を我慢せず必要な相談を受けられる。

短期目標

痛みや道具の使いにくさを伝えられる。

サービス内容

食事とケア時の訴えを記録し、変化があれば家族と歯科職等へ相談する。

課題③ 家でも同じ流れで磨きたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

家でも同じ流れで磨きたい。

長期目標

家庭で続けやすい食後の習慣を持てる。

短期目標

家族と道具を置く場所を一つ決められる。

サービス内容

通所で有効だった準備と声かけを家族に伝え、家庭で負担なくできる方法を相談する。

第2表の完成イメージ

上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。

※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)長期目標短期目標サービス内容
食後に自分で歯を磨きたい。できる手順を続けて口を清潔に保てる。道具の準備後に自分で歯磨きを始められる。職員が本人の手順を確認し、必要な準備のみ手伝ってできる動作を見守る。
口の不快感を相談したい。不調を我慢せず必要な相談を受けられる。痛みや道具の使いにくさを伝えられる。食事とケア時の訴えを記録し、変化があれば家族と歯科職等へ相談する。
家でも同じ流れで磨きたい。家庭で続けやすい食後の習慣を持てる。家族と道具を置く場所を一つ決められる。通所で有効だった準備と声かけを家族に伝え、家庭で負担なくできる方法を相談する。

通所介護のケアプラン作成ポイント

本人の生活目標から位置づける

サービス利用自体を目標にせず、本人が続けたい暮らし、役割、参加を確認します。

本人ができることを生かす

本人の能力と工夫を具体的に評価し、サービスによる代行や過介助を避けます。

関係者の役割を共有する

道具を置くだけで始めたか、声かけが必要だったか、どの工程を手伝ったかを記録します。歯磨きをした回数だけでなく、痛み・不快感、ケア後の口の状態も確認し、気になる変化は歯科職へ相談します。妻には自宅でも同じ準備で続いたかと声かけの負担を尋ね、家庭で難しい場合は置き場所やきっかけを見直します。

文例を使うときのポイント

  • 歯科的な処置や一律のケア方法を指示せず、本人の状態と専門職の助言に沿って具体化します。
  • 本人と家族の意向を分けて確認します。
  • 体調・生活・サービス提供状況の変化に応じて見直します。

まとめ

食後の口腔ケアは、本人が行えた工程と必要だった準備・声かけを確認します。痛みや出血、食べにくさがあれば家族・歯科職へ共有します。

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