ケアプラン文例【糖尿病・フットケア】|足の傷を早く見つける第1表・第2表の記入例

糖尿病のある高齢者では、足の感覚低下や視力低下によって小さな傷や靴ずれに気づきにくいことがあります。

本記事では、本人ができる足の観察を続け、見えにくい部分は家族や看護職と確認するケアプラン文例を紹介します。

糖尿病以外の疾患や、日常生活上の課題に応じた文例は、ケアプラン文例一覧から確認できます。

この記事が参考になるケース

  • 足を洗うことはできるが、足裏や爪周囲は見えにくい。
  • お気に入りの靴を長年使用している。
  • 妻は足を確認するポイントが分からない。

傷や爪の処置は状態により専門的判断が必要なため、無理な自己処置をせず医療職へ相談する。

利用者像の例

  • 80歳男性。糖尿病治療中で足先のしびれがある。
  • 足を洗うことはできるが、足裏や爪周囲は見えにくい。
  • お気に入りの靴を長年使用している。
  • 妻は足を確認するポイントが分からない。

本人・家族の意向の文例

本人の意向

おすすめ文例

自分でできる手入れは続け、見えない所だけ確認してほしい。

家族の意向

おすすめ文例

傷を早く見つけられるよう、見る場所と相談先を知りたい。

第1表の文例

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果

おすすめ文例

本人は洗足と足背の観察ができ、手入れを継続する意欲がある。

足裏の見えにくさ、しびれ、靴の当たりにより傷の発見が遅れる可能性がある。

本人が確認する部分と家族・看護職が確認する部分を分け、異常時の相談先を共有する必要がある。

総合的な援助の方針

おすすめ文例

本人が自分の足を清潔に保ち観察する力を活かせるよう、主治医・看護師等から個別の注意点を確認して明るい場所や鏡を用いた無理のない方法を整え、見えにくい足裏や爪周囲は家族や訪問看護が本人の同意を得て確認するとともに、傷、赤み、腫れ、痛み等の変化を認めた場合には自己処置を続けず早めに医療職へ相談し、靴や歩行状況も含めた情報を関係者で共有する。

別の表現|短めにまとめたい場合

本人ができる足の清潔保持と観察を続け、見えにくい部分を家族・看護職が補い、傷や赤み等を早期に医療職へ相談できるよう支援する。

第2表の文例

足をきれいにするだけでなく、本人が変化へ気づき適切に相談できることを目標にします。

課題① 自分でできる足の手入れを続けたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

自分でできる足の手入れを続けたい。

長期目標

無理のない方法で足を清潔に保ち、毎日の観察を続けられる。

短期目標

入浴後に足背と指の間を明るい場所で確認できる。

サービス内容

看護師等が本人に合った観察方法と保湿等のケアを説明する。

課題② 見えにくい足裏を確認してほしい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

見えにくい足裏を確認してほしい。

長期目標

必要な部分の確認を受け、傷を早期に発見できる。

短期目標

週に決めた回数、家族または看護職と足裏を確認できる。

サービス内容

家族・訪問看護は本人の同意を得て足の状態を確認し記録する。

課題③ 足に変化があった時に早く相談したい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

足に変化があった時に早く相談したい。

長期目標

自己判断で放置せず、決めた連絡先へ相談できる。

短期目標

傷、赤み、腫れ等に気づいたら家族へ伝えられる。

サービス内容

医療職が相談すべき変化と連絡先を本人・家族・支援者へ共有する。

第2表の完成イメージ

上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。

※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)長期目標短期目標サービス内容
自分でできる足の手入れを続けたい。無理のない方法で足を清潔に保ち、毎日の観察を続けられる。入浴後に足背と指の間を明るい場所で確認できる。看護師等が本人に合った観察方法と保湿等のケアを説明する。
見えにくい足裏を確認してほしい。必要な部分の確認を受け、傷を早期に発見できる。週に決めた回数、家族または看護職と足裏を確認できる。家族・訪問看護は本人の同意を得て足の状態を確認し記録する。
足に変化があった時に早く相談したい。自己判断で放置せず、決めた連絡先へ相談できる。傷、赤み、腫れ等に気づいたら家族へ伝えられる。医療職が相談すべき変化と連絡先を本人・家族・支援者へ共有する。

フットケアのケアプラン作成ポイント

役割を分ける

本人が見える部分と支援者が確認する部分を明確にする。

靴も評価する

サイズ、変形、異物、履き方を確認する。

自己処置を続けない

変化時は早期相談につなげる。

文例を使うときのポイント

  • 爪切りの可否は状態に応じ専門職へ確認する。
  • 熱源によるやけどにも注意する。
  • 入浴・更衣支援時にも観察する。

まとめ

フットケアでは、本人の手入れを尊重しながら見えない部分を補い、変化を早く相談できる体制を整えます。

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