ケアプラン文例【通所リハビリ・園芸・庭仕事の再開】|暮らしにつなぐ第1表・第2表

庭仕事の中でも可能な工程と負担の大きい工程が異なるため、医療上の注意と庭の条件を踏まえて役割を再構成する必要がある。 通所リハビリで評価した動作を家庭で試し、本人の希望する暮らしへつなげる架空事例です。

本記事では、園芸・庭仕事の再開を扱い、本人・家族の意向から第1表・第2表まで一貫した文例を紹介します。

この記事が参考になるケース

  • 80代男性。腰痛があり庭仕事を控えている。花の管理の知識があり、座って種の選別や苗の確認ができる。
  • 本人は「庭の花を自分で世話したい。」と希望している。
  • 家族は「好きなことを続けてもらいたいが、重い物は任せてほしい。」と考えている。

サービスの利用可否・提供範囲・医療的支援は、保険者、事業所、主治医等へ確認します。

本人・家族の意向の文例

本人の意向

おすすめ文例

庭の花を自分で世話したい。

家族の意向

おすすめ文例

好きなことを続けてもらいたいが、重い物は任せてほしい。

第1表の文例

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果

おすすめ文例

80代男性。腰痛があり庭仕事を控えている。花の管理の知識があり、座って種の選別や苗の確認ができる。

庭仕事の中でも可能な工程と負担の大きい工程が異なるため、医療上の注意と庭の条件を踏まえて役割を再構成する必要がある。

作業療法士等が希望と動作を評価し、本人と無理のない担当作業を決める。

総合的な援助の方針

おすすめ文例

「庭の花を自分で世話したい」という本人の希望を出発点に、できていることを生活の中で生かします。庭仕事の中でも可能な工程と負担の大きい工程が異なるため、医療上の注意と庭の条件を踏まえて役割を再構成する必要がある。庭の花を育てる役割を続けられるよう、医師の指示を確認した作業療法士等が姿勢や道具の扱いを評価し、座って行える工程と家族が担う運搬を分けて、痛みや翌日の負担を見ながら再開方法を整えます。家族が望む「好きなことを続けてもらいたいが、重い物は任せてほしい」も踏まえ、家族と担当範囲と休止の目安を共有し、家庭での実施後に負担を確認することで、自宅で難しかった条件を次の評価と支援内容に反映します。

別の表現|短めにまとめたい場合

園芸の知識とできる工程を生かし、環境調整と家族の分担で庭仕事の楽しみを支えます。

第2表の文例

サービスを利用すること自体ではなく、本人が望む生活を続けられることを目標にします。

課題① 花の世話を自分でしたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

花の世話を自分でしたい。

長期目標

得意な園芸に継続して関われる。

短期目標

座って担当できる工程を一つ選べる。

サービス内容

作業療法士等が希望と動作を評価し、本人と無理のない担当作業を決める。

課題② 体に合う場所で作業したい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

体に合う場所で作業したい。

長期目標

負担の少ない環境で園芸を楽しめる。

短期目標

道具や作業面の位置を試して感想を言える。

サービス内容

専門職が庭の足元や作業姿勢を確認し、道具と配置の調整を相談する。

課題③ 家族と協力して続けたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

家族と協力して続けたい。

長期目標

疲れや痛みに合わせた分担を保てる。

短期目標

重い物の運搬を頼み、作業後の変化を伝えられる。

サービス内容

家族と担当範囲と休止の目安を共有し、家庭での実施後に負担を確認する。

第2表の完成イメージ

上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。

※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)長期目標短期目標サービス内容
花の世話を自分でしたい。得意な園芸に継続して関われる。座って担当できる工程を一つ選べる。作業療法士等が希望と動作を評価し、本人と無理のない担当作業を決める。
体に合う場所で作業したい。負担の少ない環境で園芸を楽しめる。道具や作業面の位置を試して感想を言える。専門職が庭の足元や作業姿勢を確認し、道具と配置の調整を相談する。
家族と協力して続けたい。疲れや痛みに合わせた分担を保てる。重い物の運搬を頼み、作業後の変化を伝えられる。家族と担当範囲と休止の目安を共有し、家庭での実施後に負担を確認する。

通所リハビリテーションのケアプラン作成ポイント

本人の生活目標から位置づける

サービス利用自体を目標にせず、本人が続けたい暮らし、役割、参加を確認します。

本人ができることを生かす

本人の能力と工夫を具体的に評価し、サービスによる代行や過介助を避けます。

関係者の役割を共有する

座って担当できる工程を一つ選べる。道具や作業面の位置を試して感想を言える。重い物の運搬を頼み、作業後の変化を伝えられる。 通所での実施状況と家庭で試した結果を共有し、難しかった条件から支援を見直します。

文例を使うときのポイント

  • 庭仕事の再開を一度の成功で判断せず、翌日の痛みや継続できる工程を確認します。
  • 本人と家族の意向を分けて確認します。
  • 体調・生活・サービス提供状況の変化に応じて見直します。

まとめ

庭仕事は工程を分け、本人が座ってできる水やりや手入れを残し、運搬など負担の大きい作業を家族が担うことがポイントです。痛みや翌日の疲労を確認し、安全に役割を続けられる範囲を調整します。

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