買い物には距離だけでなく休憩場所・店内操作・荷物運搬が関係し、本人が選ぶ役割を保ちながら移動方法を組み合わせる必要がある。 通所リハビリで評価した動作を家庭で試し、本人の希望する暮らしへつなげる架空事例です。
本記事では、買い物・屋外歩行を扱い、本人・家族の意向から第1表・第2表まで一貫した文例を紹介します。
この記事が参考になるケース
- 80代女性。歩行器使用。屋内は移動できるが店までの距離や荷物が負担。自分で食材を選ぶ習慣を大切にしている。
- 本人は「店で野菜を見て、自分で買う物を決めたい。」と希望している。
- 家族は「移動と荷物を無理なく分担したい。」と考えている。
サービスの利用可否・提供範囲・医療的支援は、保険者、事業所、主治医等へ確認します。
本人・家族の意向の文例
本人の意向
おすすめ文例
店で野菜を見て、自分で買う物を決めたい。
家族の意向
おすすめ文例
移動と荷物を無理なく分担したい。
第1表の文例
利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果
おすすめ文例
80代女性。歩行器使用。屋内は移動できるが店までの距離や荷物が負担。自分で食材を選ぶ習慣を大切にしている。
買い物には距離だけでなく休憩場所・店内操作・荷物運搬が関係し、本人が選ぶ役割を保ちながら移動方法を組み合わせる必要がある。
理学療法士が持久力と歩行補助具を評価し、経路や交通手段を本人・家族と検討する。
総合的な援助の方針
おすすめ文例
本人の「店で野菜を見て、自分で買う物を決めたい」という希望を尊重し、訓練そのものではなく生活上の実現を目標とします。買い物には距離だけでなく休憩場所・店内操作・荷物運搬が関係し、本人が選ぶ役割を保ちながら移動方法を組み合わせる必要がある。自分で食材を選ぶ楽しみを続けられるよう、理学療法士が目的地までの移動と休憩の条件を評価し、家族と交通手段や荷物の分担を整えて実際の買い物での疲れと達成感を振り返ります。家族が考える「移動と荷物を無理なく分担したい」にも目を向け、家族と運搬を分担し、実施後の疲れや翌日の様子から外出内容を調整することで、安全面と本人らしい役割が両立しているかを継続して確認します。
別の表現|短めにまとめたい場合
歩行と休憩、荷物の分担を組み合わせ、本人が店で選ぶ役割を支えます。
第2表の文例
サービスを利用すること自体ではなく、本人が望む生活を続けられることを目標にします。
課題① 店まで無理なく行きたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
店まで無理なく行きたい。
長期目標
体力に合う移動手段で買い物へ行ける。
短期目標
必要な休憩場所と移動手段を確認できる。
サービス内容
理学療法士が持久力と歩行補助具を評価し、経路や交通手段を本人・家族と検討する。
課題② 自分で食材を選びたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
自分で食材を選びたい。
長期目標
希望する食品を選んで買える。
短期目標
店内を想定した動作で援助が必要な場面を伝えられる。
サービス内容
作業療法士等が品物の取り扱いを評価し、手の届く範囲や会計時の支援を整理する。
課題③ 買い物後も家で元気に過ごしたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
買い物後も家で元気に過ごしたい。
長期目標
家庭生活に負担を残さず買い物を続けられる。
短期目標
荷物を家族へ頼み、帰宅後の疲れを伝えられる。
サービス内容
家族と運搬を分担し、実施後の疲れや翌日の様子から外出内容を調整する。
第2表の完成イメージ
上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。
※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。
| 生活全般の解決すべき課題(ニーズ) | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
|---|---|---|---|
| 店まで無理なく行きたい。 | 体力に合う移動手段で買い物へ行ける。 | 必要な休憩場所と移動手段を確認できる。 | 理学療法士が持久力と歩行補助具を評価し、経路や交通手段を本人・家族と検討する。 |
| 自分で食材を選びたい。 | 希望する食品を選んで買える。 | 店内を想定した動作で援助が必要な場面を伝えられる。 | 作業療法士等が品物の取り扱いを評価し、手の届く範囲や会計時の支援を整理する。 |
| 買い物後も家で元気に過ごしたい。 | 家庭生活に負担を残さず買い物を続けられる。 | 荷物を家族へ頼み、帰宅後の疲れを伝えられる。 | 家族と運搬を分担し、実施後の疲れや翌日の様子から外出内容を調整する。 |
通所リハビリテーションのケアプラン作成ポイント
本人の生活目標から位置づける
サービス利用自体を目標にせず、本人が続けたい暮らし、役割、参加を確認します。
本人ができることを生かす
本人の能力と工夫を具体的に評価し、サービスによる代行や過介助を避けます。
関係者の役割を共有する
必要な休憩場所と移動手段を確認できる。店内を想定した動作で援助が必要な場面を伝えられる。荷物を家族へ頼み、帰宅後の疲れを伝えられる。 通所での実施状況と家庭で試した結果を共有し、難しかった条件から支援を見直します。
文例を使うときのポイント
- 歩行距離の延長だけでなく、店で選べたことと帰宅後の負担を評価します。
- 本人と家族の意向を分けて確認します。
- 体調・生活・サービス提供状況の変化に応じて見直します。
まとめ
買い物は歩行距離だけでなく、休憩、店内移動、荷物の分担、翌日の疲れで評価します。本人が食材を選ぶ役割を残して外出方法を調整します。


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