本人の活動機会と妻の休息を両立するため、本人が納得する日課と家族が予定を立てられる連絡体制が必要である。 通所介護での支援を自宅の生活へつなげ、本人が何を続けたいかを軸に計画を組み立てます。
本記事では、家族介護・休息を扱う架空事例のケアプラン文例を紹介します。
この記事が参考になるケース
- 80代男性。妻が日常の見守りを担う。本人は囲碁や新聞を楽しめるが、妻は外出時間を確保できていない。
- 本人は「自分も楽しみながら、妻に休んでもらいたい。」と希望している。
- 家族は「安心して任せられる時間に通院や休息を取りたい。」と考えている。
サービスの利用可否・提供範囲・医療的支援は、保険者、事業所、主治医等へ確認します。
本人・家族の意向の文例
本人の意向
おすすめ文例
自分も楽しみながら、妻に休んでもらいたい。
家族の意向
おすすめ文例
安心して任せられる時間に通院や休息を取りたい。
第1表の文例
利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果
おすすめ文例
80代男性。妻が日常の見守りを担う。本人は囲碁や新聞を楽しめるが、妻は外出時間を確保できていない。
本人の活動機会と妻の休息を両立するため、本人が納得する日課と家族が予定を立てられる連絡体制が必要である。
職員が希望を聞き、集団活動を断って個別活動を選ぶ時間も確保する。
総合的な援助の方針
おすすめ文例
本人が囲碁や新聞を楽しむ時間を確保しつつ妻が通院と休息を取れるよう、相談員が双方の希望を別々に確認して利用日と連絡方法を整え、帰宅後の疲れや介護負担を踏まえて無理のない在宅生活を支えます。
別の表現|短めにまとめたい場合
本人の楽しみと妻の休息を一緒に実現できる通所日程を整え、家庭の負担を定期的に見直します。
第2表の文例
サービスを利用すること自体ではなく、本人が望む生活を続けられることを目標にします。
課題① 楽しみのある一日を過ごしたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
楽しみのある一日を過ごしたい。
長期目標
自分で選んだ活動を続けられる。
短期目標
囲碁か新聞を読む時間を選べる。
サービス内容
職員が希望を聞き、集団活動を断って個別活動を選ぶ時間も確保する。
課題② 妻に安心して用事を済ませてほしい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
妻に安心して用事を済ませてほしい。
長期目標
夫婦それぞれの時間を保って暮らせる。
短期目標
妻が利用日に通院または休息の予定を一つ持てる。
サービス内容
相談員が送迎時刻と急な連絡先を共有し、家族の予定に合う利用方法を相談する。
課題③ 家に帰ってからも穏やかに過ごしたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
家に帰ってからも穏やかに過ごしたい。
長期目標
帰宅後の暮らしと介護を無理なく続けられる。
短期目標
疲れと介助量の変化を家族が相談できる。
サービス内容
職員が利用中の休憩と活動量を伝え、ケアマネジャーが妻の負担や利用効果を確認する。
第2表の完成イメージ
上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。
※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。
| 生活全般の解決すべき課題(ニーズ) | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
|---|---|---|---|
| 楽しみのある一日を過ごしたい。 | 自分で選んだ活動を続けられる。 | 囲碁か新聞を読む時間を選べる。 | 職員が希望を聞き、集団活動を断って個別活動を選ぶ時間も確保する。 |
| 妻に安心して用事を済ませてほしい。 | 夫婦それぞれの時間を保って暮らせる。 | 妻が利用日に通院または休息の予定を一つ持てる。 | 相談員が送迎時刻と急な連絡先を共有し、家族の予定に合う利用方法を相談する。 |
| 家に帰ってからも穏やかに過ごしたい。 | 帰宅後の暮らしと介護を無理なく続けられる。 | 疲れと介助量の変化を家族が相談できる。 | 職員が利用中の休憩と活動量を伝え、ケアマネジャーが妻の負担や利用効果を確認する。 |
通所介護のケアプラン作成ポイント
本人の生活目標から位置づける
サービス利用自体を目標にせず、本人が続けたい暮らし、役割、参加を確認します。
本人ができることを生かす
本人の能力と工夫を具体的に評価し、サービスによる代行や過介助を避けます。
関係者の役割を共有する
囲碁か新聞を読む時間を選べる。妻が利用日に通院または休息の予定を一つ持てる。疲れと介助量の変化を家族が相談できる。 利用中と帰宅後の変化を本人・家族・職員で振り返ります。
文例を使うときのポイント
- 家族の休息だけを目的にせず、本人にも納得できる時間を計画します。
- 本人と家族の意向を分けて確認します。
- 体調・生活・サービス提供状況の変化に応じて見直します。
まとめ
本人の通所中の楽しみと妻の休息の双方を確認します。帰宅後の疲れと介護負担、妻の通院状況を見ながら利用日と連絡方法を見直します。


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