ケアプラン文例【訪問看護・ストーマ管理・自己ケア】|装具交換と外出を支える第1表・第2表

ストーマの訪問看護では、装具交換と皮膚観察に加え、本人の不安、衣服、入浴、外出など暮らし全体を支えます。本人ができる工程を明確にして自己管理を支援します。

本記事では、装具の準備はできるものの、貼付位置や漏れが心配で外出を控える人工肛門造設後の方を想定します。本人に任せる交換工程と看護師が補う確認、外出準備を第1表・第2表の文例で示します。

この記事が参考になるケース

  • 70代女性。人工肛門造設後に退院し夫と二人暮らし。装具の準備はできるが、貼付位置の確認と漏れへの不安が強く外出を控えている。
  • 本人は「装具の扱いに慣れ、買い物や友人との交流を再開したい。」と希望している。
  • 家族は「皮膚トラブルや漏れに対応でき、本人が安心して外出してほしい。」と考えている。

医療的支援は主治医の指示に基づき、状態に応じて訪問看護事業所・関係職種と確認します。

本人・家族の意向の文例

本人の意向

おすすめ文例

装具の扱いに慣れ、買い物や友人との交流を再開したい。

家族の意向

おすすめ文例

皮膚トラブルや漏れに対応でき、本人が安心して外出してほしい。

第1表の文例

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果

おすすめ文例

70代女性。人工肛門造設後に退院し夫と二人暮らし。装具の準備はできるが、貼付位置の確認と漏れへの不安が強く外出を控えている。

本人には「装具の扱いに慣れ、買い物や友人との交流を再開したい。」という希望があり、現在行えていることと生活上の役割を生かす必要がある。

訪問看護師がストーマの色・形・排泄状況、装具の適合、交換手技を確認し、本人ができる工程を生かして支援する。

総合的な援助の方針

おすすめ文例

本人が行える装具準備と交換手順を生かして自己管理への自信を取り戻せるよう、訪問看護がストーマと皮膚の状態を確認し、主治医・皮膚排泄ケア認定看護師・家族と連携して外出を含む生活の再開を支援します。

別の表現|短めにまとめたい場合

本人ができる準備・交換を生かし、看護師がストーマと皮膚を確認します。関係者と連携して自己管理と外出再開を支えます。

第2表の文例

サービスを利用すること自体ではなく、本人が望む生活を続けられることを目標にします。

課題① 自分に合う方法で装具交換を続けたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

自分に合う方法で装具交換を続けたい。

長期目標

ストーマを安定して管理し、自宅生活を継続できる。

短期目標

準備した物品を使い、確認を受けながら交換の工程へ参加できる。

サービス内容

訪問看護師がストーマの色・形・排泄状況、装具の適合、交換手技を確認し、本人ができる工程を生かして支援する。

課題② 皮膚トラブルと漏れを早めに相談したい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

皮膚トラブルと漏れを早めに相談したい。

長期目標

周囲皮膚を良好に保ち、漏れによる不安を軽減できる。

短期目標

発赤、痛み、漏れなど普段との違いを伝えられる。

サービス内容

周囲皮膚と漏れの状況を観察し、装具変更が必要な場合は主治医や専門看護師へ相談する。

課題③ 安心して外出や交流を再開したい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

安心して外出や交流を再開したい。

長期目標

ストーマがあっても本人らしい社会生活を続けられる。

短期目標

予備物品と外出先での対応方法を準備できる。

サービス内容

衣服、入浴、外出時間、物品携帯、利用できるトイレを本人と確認し、本人が安心して試せる短時間の外出等から、希望に合わせて段階的に再開する。

第2表の完成イメージ

上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。

※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)長期目標短期目標サービス内容
自分に合う方法で装具交換を続けたい。ストーマを安定して管理し、自宅生活を継続できる。準備した物品を使い、確認を受けながら交換の工程へ参加できる。訪問看護師がストーマの色・形・排泄状況、装具の適合、交換手技を確認し、本人ができる工程を生かして支援する。
皮膚トラブルと漏れを早めに相談したい。周囲皮膚を良好に保ち、漏れによる不安を軽減できる。発赤、痛み、漏れなど普段との違いを伝えられる。周囲皮膚と漏れの状況を観察し、装具変更が必要な場合は主治医や専門看護師へ相談する。
安心して外出や交流を再開したい。ストーマがあっても本人らしい社会生活を続けられる。予備物品と外出先での対応方法を準備できる。衣服、入浴、外出時間、物品携帯、利用できるトイレを本人と確認し、本人が安心して試せる短時間の外出等から、希望に合わせて段階的に再開する。

訪問看護のケアプラン作成ポイント

本人の生活目標から位置づける

看護の実施自体を目標にせず、本人が自宅で続けたい暮らしや役割を確認します。

医療と生活をつなぐ

物品準備、装具の取り外し、皮膚の確認、貼付を分け、本人ができる工程は任せ、見えにくい位置などの確認を看護師が補います。漏れの有無だけでなく、起きた時の動作や装具の状態を記録し、外出時に困った場面を専門看護師等と共有して方法を見直します。

交換工程の習得と外出時の不安を評価する

ストーマ、周囲皮膚、排泄、装具の適合、交換手技、物品、食事・水分、外出状況、本人と家族の不安を確認します。

文例を使うときのポイント

  • ストーマの種類と術式、医師の指示、装具の選定状況を確認し、必要時は専門外来や皮膚排泄ケア認定看護師へつなぎます。
  • 本人と家族の意向を分けて確認します。
  • 病状・生活・サービス提供状況の変化に応じて見直します。

まとめ

装具の準備や交換で本人ができる工程を残し、貼付位置や漏れへの不安を看護師と確認します。交換の自信と外出の準備を一緒に振り返ります。

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