ケアプラン文例【糖尿病・買い物と調理】|自分で食事を選ぶ第1表・第2表の記入例

糖尿病があっても、買い物や調理をすべて家族任せにすると、本人が食事を選ぶ機会や家庭内の役割を失うことがあります。

本記事では、本人の好みと調理能力を活かし、無理なく食事を選び準備できる環境を整えるケアプラン文例を紹介します。

この記事が参考になるケース

  • 近所の店で食材を選び、簡単な料理を作りたい。
  • 表示の細かい文字は見えにくく、長時間立位で疲れる。
  • 娘は宅配食だけに切り替えることを勧めている。

具体的な食事量や栄養配分は、主治医・管理栄養士等の指示に基づいて調整する。

利用者像の例

  • 74歳女性。2型糖尿病で内服治療中。
  • 近所の店で食材を選び、簡単な料理を作りたい。
  • 表示の細かい文字は見えにくく、長時間立位で疲れる。
  • 娘は宅配食だけに切り替えることを勧めている。

本人・家族の意向の文例

本人の意向

おすすめ文例

自分で魚や野菜を選び、簡単な料理は続けたい。

家族の意向

おすすめ文例

無理のない買い物と調理の方法を一緒に考えたい。

第1表の文例

利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果

おすすめ文例

本人は食材選択と簡単な調理ができ、家事の役割を続けたい意欲がある。

表示の見えにくさ、買い物の荷物、長時間立位が負担となっている。

栄養指導を生活に取り入れつつ、同行・宅配・座位調理を組み合わせて選択と役割を残す必要がある。

総合的な援助の方針

おすすめ文例

本人が自分で食材を選び料理する楽しみと役割を続けられるよう、主治医・管理栄養士の助言を普段の買い物や献立に具体化し、家族や支援者は買い物への同行、表示確認、重い荷物の運搬を補い、調理では椅子や下ごしらえ済み食材を活用して本人ができる工程を任せるとともに、食事内容、食欲、体重、疲労を確認して宅配食等も本人の選択肢として組み合わせる。

別の表現|短めにまとめたい場合

本人の食材選びと調理の役割を大切にし、栄養指導を踏まえて家族・支援者が運搬や表示確認を補い、座位調理や宅配を組み合わせる。

第2表の文例

食事管理だけでなく、本人が選び作る生活行為を支援します。

課題① 自分で食材を選び買い物を続けたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

自分で食材を選び買い物を続けたい。

長期目標

必要な支援を受けながら週1回買い物へ行ける。

短期目標

買い物リストを作り、家族同行で食材を選べる。

サービス内容

家族・訪問介護は本人の選択を尊重し、表示確認と荷物運搬を支援する。

課題② 疲れにくい方法で簡単な料理を作りたい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

疲れにくい方法で簡単な料理を作りたい。

長期目標

座位と休憩を取り入れ、週に数回調理の役割を続けられる。

短期目標

椅子を使い、切る・盛り付ける等の工程を行える。

サービス内容

作業療法士等が台所環境と動作を評価し、安全な手順を提案する。

課題③ 自分に合う献立を家族と相談したい。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)

自分に合う献立を家族と相談したい。

長期目標

医療職の助言を踏まえ、本人が納得できる献立を選べる。

短期目標

好きな食材を使った献立を一つ管理栄養士へ相談できる。

サービス内容

管理栄養士等が生活歴と食事内容を確認し、具体的な選択肢を示す。

第2表の完成イメージ

上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。

※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。

生活全般の解決すべき課題(ニーズ)長期目標短期目標サービス内容
自分で食材を選び買い物を続けたい。必要な支援を受けながら週1回買い物へ行ける。買い物リストを作り、家族同行で食材を選べる。家族・訪問介護は本人の選択を尊重し、表示確認と荷物運搬を支援する。
疲れにくい方法で簡単な料理を作りたい。座位と休憩を取り入れ、週に数回調理の役割を続けられる。椅子を使い、切る・盛り付ける等の工程を行える。作業療法士等が台所環境と動作を評価し、安全な手順を提案する。
自分に合う献立を家族と相談したい。医療職の助言を踏まえ、本人が納得できる献立を選べる。好きな食材を使った献立を一つ管理栄養士へ相談できる。管理栄養士等が生活歴と食事内容を確認し、具体的な選択肢を示す。

買い物と調理のケアプラン作成ポイント

選ぶ機会を残す

宅配や代行でも本人が献立を選べるようにする。

工程を分ける

運搬、下ごしらえ、加熱、盛り付けを分担する。

低栄養にも注意する

制限のしすぎで食事量が減らないよう確認する。

文例を使うときのポイント

  • 火の消し忘れや立位耐久性を確認する。
  • 買い物後の疲労を評価する。
  • 家族だけで食事ルールを決めない。

まとめ

買い物と調理では、糖尿病への配慮と本人の選択・役割を両立させます。

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