要介護1の利用者では、日常生活の多くを自分で行える一方、立ち上がりや歩行の不安定さ、体力低下、外出機会の減少などがみられることがあります。通所介護計画書では、現在できていることを維持しながら、生活機能の低下を予防し、できる限り自立した生活を続けられるよう目標やサービス内容を設定することが大切です。この記事では、要介護1の利用者を想定した長期目標・短期目標・サービス内容の文例を紹介します。
要介護1の通所介護計画書を作成するポイント
要介護1では、介助が必要な部分だけを見るのではなく、本人が現在できていることを継続する視点が重要です。歩行や立ち上がりなどの身体機能だけでなく、買い物、外出、家事、趣味、地域との交流など、実際の生活につながる目標を設定すると、本人にとって分かりやすい計画書になります。
利用者像の例
・要介護1
・夫婦二人暮らし
・屋内は概ね自立して歩行
・屋外では杖を使用
・立ち上がり時にややふらつきがみられる
・以前より外出機会が減っている
・本人は「できるだけ自分のことは自分で続けたい」と希望している
本人・家族の意向
本人の意向
できることは自分で続けながら、これからも自宅で生活したい。
家族の意向
転倒に気をつけながら、今の生活や外出を続けてほしい。
長期目標の文例
現在の身体機能を維持し、住み慣れた自宅で自立した生活を継続できる。
安全に歩行や外出を行い、地域での生活を継続できる。
できる家事や日常生活動作を継続し、自分らしい生活を送ることができる。
短期目標の文例
手すりや杖を活用し、安定して立ち上がりや歩行を行うことができる。
無理のない範囲で運動を継続し、現在の筋力や体力を維持できる。
通所介護への参加を継続し、外出や他者との交流機会を保つことができる。
サービス内容の文例
通所介護を利用し、体調を確認しながら運動や機能訓練を行い、現在の身体機能の維持を図る。
歩行・方向転換などの動作練習を行い、安全な移動を継続できるよう支援する。
本人ができる日常生活動作は自身で行えるよう見守り、自立した生活の継続につなげる。
まとめ
要介護1の通所介護計画書では、できなくなったことだけでなく、現在できていることを維持し、生活機能の低下を予防する視点が大切です。本人・家族の意向を踏まえ、身体機能、日常生活、外出や社会参加まで意識して長期目標・短期目標・サービス内容をつなげることで、自立支援につながる計画書になります。


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