糖尿病のケアプランでは、血糖値や食事制限だけに注目するのではなく、本人がどのような生活を送り、どの療養行動を自分で続けられているかを具体的に確認します。
このページでは、第1表・第2表の記入例を、食事・服薬・自己注射・血糖測定、低血糖への不安・フットケア、運動・買い物・独居・認知症併存の3分野に分けて紹介します。本人の習慣、理解度、手順、生活上の楽しみを活かせる事例を選んでください。
作成時の注意:食事、服薬、インスリン、血糖測定、運動、低血糖時の対応などは一人ひとり異なります。ケアプランで独自の数値目標や治療指示を設定せず、主治医・看護職・薬剤師・管理栄養士等の指示を確認し、本人の生活に合わせて調整してください。
生活課題から文例を選ぶ
| 主な困りごと・希望 | 確認したい視点 | 該当する事例 |
|---|---|---|
| 食事、服薬、自己注射、血糖測定を続けたい | 本人の理解、実際の手順、道具、忘れやすい場面 | 療養管理 |
| 低血糖が不安、足の傷を早く見つけたい | 本人が気づける変化、確認方法、相談先、医療職の指示 | 低血糖・フットケア |
| 散歩、買い物、調理、一人暮らしを続けたい | 生活上の役割、楽しみ、支援の分担、認知機能 | 生活・独居・認知症 |
食事・服薬・自己注射・血糖測定
本人の習慣や理解度を確認し、日々の療養行動を無理なく続けるための事例です。
- ケアプラン文例【糖尿病・食事管理と間食】|本人の楽しみを残す第1表・第2表の記入例
- ケアプラン文例【糖尿病・服薬管理】|飲み忘れを責めずに整える第1表・第2表の記入例
- ケアプラン文例【糖尿病・インスリン自己注射】|本人の手順を活かす第1表・第2表の記入例
- ケアプラン文例【糖尿病・血糖測定と記録】|結果を生活に活かす第1表・第2表の記入例
低血糖への不安・フットケア
体調変化や足の傷に本人が気づき、必要時に相談できる生活を支える事例です。
運動・買い物・独居・認知症併存
散歩、買い物、調理、一人暮らしなど、本人の役割と生活の楽しみを続けるための事例です。
- ケアプラン文例【糖尿病・運動と散歩】|無理なく活動を続ける第1表・第2表の記入例
- ケアプラン文例【糖尿病・買い物と調理】|自分で食事を選ぶ第1表・第2表の記入例
- ケアプラン文例【糖尿病・独居生活】|体調変化を相談できる第1表・第2表の記入例
- ケアプラン文例【糖尿病・認知症併存】|本人の習慣を活かす第1表・第2表の記入例
糖尿病のケアプランを作る視点
本人が実際に行っている方法を確認する
「服薬できる」「自己注射できる」といった結果だけでなく、薬や器具をどこに置き、何を見て確認し、忘れたときにどう対応しているかを具体的に確認します。本人が身につけている手順を尊重し、必要な部分だけを支援します。
制限ではなく、本人が選べる方法を考える
食事や間食を一律に禁止するのではなく、本人の好み、買い物や調理の習慣、医療職から示された留意点を確認します。楽しみを残しながら本人が選びやすい方法を、管理栄養士等とも相談して整えます。
体調変化に気づき、相談できる流れをつくる
血糖値の記録や足の観察を目的化せず、普段との違いに本人が気づいたとき、誰へどのように伝えるかまで整理します。低血糖などの具体的な対応は医療職の指示に沿い、本人・家族・支援者で共有します。
認知機能や独居状況に応じて支援を分ける
認知症や一人暮らしがあっても、本人が長年続けている習慣や、道具を見れば思い出せる手順があります。本人が行う部分、家族やサービスが確認する部分、医療職へ相談する部分を分け、過度な管理にならない支援を組み立てます。
総合的な援助の方針は一人ひとり異なる一文にする
総合的な援助の方針は、本人が続けたい生活、活かせる自己管理の力、医療・介護・家族の支援を一文でつなぎ、事例ごとに本人の習慣や希望が伝わる異なる表現にします。
まとめ
糖尿病のケアプランは、治療内容を並べるのではなく、本人が生活の中で無理なく療養を続けるための計画です。10事例から近い生活課題を選び、本人ができていること、支援が必要なこと、医療職へ確認することを整理して、第1表・第2表へ反映してください。


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