日中の臥床が長く夜眠れない方には、活動への参加だけでなく一日の睡眠と休息を確認します。この記事では、歌や折り紙を楽しみ、自分で身支度できる方の生活リズムを支えるケアプランを、第1表・第2表で示します。
本記事では、生活リズム・昼夜逆転を扱う架空事例のケアプラン文例を紹介します。
この記事が参考になるケース
- 80代女性。日中に横になる時間が長く、夜眠れないと話す。歌や折り紙に関心があり、起床後は自分で身支度できる。
- 本人は「昼間に楽しみを持って、夜は落ち着いて休みたい。」と希望している。
- 家族は「無理なく起きて過ごすきっかけがほしい。」と考えている。
サービスの利用可否・提供範囲・医療的支援は、保険者、事業所、主治医等へ確認します。
本人・家族の意向の文例
本人の意向
おすすめ文例
昼間に楽しみを持って、夜は落ち着いて休みたい。
家族の意向
おすすめ文例
無理なく起きて過ごすきっかけがほしい。
第1表の文例
利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果
おすすめ文例
80代女性。日中に横になる時間が長く、夜眠れないと話す。歌や折り紙に関心があり、起床後は自分で身支度できる。
日中の予定が少なく活動のきっかけが失われており、好きな活動と無理のない身支度を支えつつ睡眠の変化を確認する必要がある。
家族と前日の準備を相談し、送迎時に急がせない声かけと待ち方を共有する。
総合的な援助の方針
おすすめ文例
昼間の楽しみと生活の区切りを持てるよう、本人が選ぶ歌や折り紙と休憩を組み合わせ、家族と起床・身支度・帰宅後の過ごし方を共有しながら睡眠の困り事が続く場合は医療職へ相談して通い方を調整します。
別の表現|短めにまとめたい場合
好きな活動を日中のきっかけにし、家庭での生活リズムと睡眠の変化を一緒に見直します。
第2表の文例
サービスを利用すること自体ではなく、本人が望む生活を続けられることを目標にします。
課題① 朝の準備を自分でしたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
朝の準備を自分でしたい。
長期目標
通所日に無理なく身支度できる。
短期目標
前日に選んだ服で準備を始められる。
サービス内容
家族と前日の準備を相談し、送迎時に急がせない声かけと待ち方を共有する。
課題② 日中に楽しみを持ちたい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
日中に楽しみを持ちたい。
長期目標
活動と休息のある一日を過ごせる。
短期目標
歌か折り紙を選び、疲れたら休める。
サービス内容
職員が興味に合う活動を提案し、眠気や疲れを確かめて休憩を調整する。
課題③ 夜の困り事を相談したい。
生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
夜の困り事を相談したい。
長期目標
睡眠の状態に合う支援を受けられる。
短期目標
眠れなかった日の様子を家族と伝えられる。
サービス内容
利用中と家庭の様子を共有し、続く不眠や体調変化は医療職へ相談する。
第2表の完成イメージ
上の文例をつなげると、実際の第2表では次のような形になります。
※表は全体のつながりを確認するためのものです。文章をコピーするときは、上の各文例にあるコピーボタンを利用してください。
| 生活全般の解決すべき課題(ニーズ) | 長期目標 | 短期目標 | サービス内容 |
|---|---|---|---|
| 朝の準備を自分でしたい。 | 通所日に無理なく身支度できる。 | 前日に選んだ服で準備を始められる。 | 家族と前日の準備を相談し、送迎時に急がせない声かけと待ち方を共有する。 |
| 日中に楽しみを持ちたい。 | 活動と休息のある一日を過ごせる。 | 歌か折り紙を選び、疲れたら休める。 | 職員が興味に合う活動を提案し、眠気や疲れを確かめて休憩を調整する。 |
| 夜の困り事を相談したい。 | 睡眠の状態に合う支援を受けられる。 | 眠れなかった日の様子を家族と伝えられる。 | 利用中と家庭の様子を共有し、続く不眠や体調変化は医療職へ相談する。 |
通所介護のケアプラン作成ポイント
本人の生活目標から位置づける
サービス利用自体を目標にせず、本人が続けたい暮らし、役割、参加を確認します。
本人ができることを生かす
本人の能力と工夫を具体的に評価し、サービスによる代行や過介助を避けます。
関係者の役割を共有する
起床・就床時刻、日中に眠った時間帯、選んだ活動と疲労、夜の覚醒や本人の休めた感覚を家族と記録します。利用日だけでなく非利用日も比べ、活動を増やしただけで睡眠が改善したと判断しません。眠気が強い日に無理に起こし続けず、続く不眠や普段と異なる体調は看護職・主治医へ相談し、活動と休息の配分を見直します。
文例を使うときのポイント
- 通所だけで睡眠が改善すると断定せず、本人の訴えと生活全体の変化を確認します。
- 本人と家族の意向を分けて確認します。
- 体調・生活・サービス提供状況の変化に応じて見直します。
まとめ
生活リズムは起床、日中の活動、居眠り、夜間睡眠を続けて確認します。歌や折り紙を日中のきっかけにし、困り事が続けば医療職へ相談します。


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