大腿骨頸部骨折・大腿骨転子部骨折の退院後は、歩行だけでなく、起き上がり、排泄、入浴、家事、外出、家族の介護負担など、生活全体を見ながらケアプランを組み立てる必要があります。
このページでは、介護文例ナビで公開している大腿骨骨折後のケアプラン文例30事例を、生活課題別に整理しました。利用者の状態や本人・家族の意向に近い事例を選び、第1表・第2表の作成にご活用ください。
文例はそのまま使用せず、医師・リハビリ専門職から示された荷重や動作上の注意、本人の生活歴、住宅環境に合わせて調整してください。
大腿骨骨折以外の疾患や生活状況に応じた文例は、ケアプラン文例一覧から確認できます。
生活課題から文例を選ぶ
大腿骨骨折後のケアプランを選ぶ目安
| 主な生活課題 | 確認したいポイント | 文例の選び方 |
|---|---|---|
| 立ち上がり・歩行・排泄・入浴 | 本人が実際に行える動作、痛み、支持物、介助量 | 退院後の基本動作から近い事例を選ぶ |
| 外出・買い物・通院 | 移動距離、補助具、段差、疲労、同行の必要性 | 移動・外出・住環境から選ぶ |
| リハビリ・サービス利用 | 本人が続けたい役割、サービスを利用する目的 | リハビリ・介護サービスから選ぶ |
| 独居・認知症・家族負担 | 本人の判断力、緊急時対応、家族が担える範囲 | 医療・栄養・家族支援から選ぶ |
退院後の基本動作・身の回り
起き上がり、移動、排泄、入浴、更衣、家事など、退院後にまず整えたい生活動作です。
- 大腿骨頸部骨折後・退院直後・屋内歩行|自宅で安全に移動する第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・起き上がり・ベッド移乗|自分の力を使う第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・排泄動作|トイレでできる動作を続ける第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・入浴|浴室動作に配慮して清潔を保つ第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・更衣・靴下|自分で外出準備をする第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・階段昇降|自宅の段差を安全に移動する第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・家事・調理|台所で役割を続ける第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・動作時痛|痛みと付き合いながら生活を広げる第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・夜間排泄|夜間の転倒を防ぎトイレを続ける第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・玄関の上がり框|段差を越えて外出する第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・浴槽またぎ|自宅の湯船に入る第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・布団生活からベッドへ|起居動作を安全にする第1表・第2表の記入例
移動・外出・福祉用具・住環境
転倒への不安、買い物、補助具、通院、住宅改修など、生活範囲を広げる事例です。
- 大腿骨頸部骨折後・転倒不安・外出|再び近所へ出かける第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・買い物|自分で商品を選ぶ生活を取り戻す第1表・第2表の記入例
- 大腿骨転子部骨折後・歩行器から杖|補助具を段階的に見直す第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・定期受診・通院|受診を無理なく続ける第1表・第2表の記入例
- 大腿骨転子部骨折後・車いすと歩行器併用|移動手段を使い分ける第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・住宅改修・手すり|住み慣れた家を安全に整える第1表・第2表の記入例
リハビリ・介護サービス・社会参加
通所介護、訪問リハビリ、訪問介護、ショートステイ、趣味や役割の再開を扱います。
- 大腿骨頸部骨折後・通所介護再開|外出と交流を無理なく戻す第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・訪問リハビリ・自主運動|生活動作につなげる第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・閉じこもり・意欲低下|役割と交流を取り戻す第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・訪問介護|朝の身支度と家事を支える第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・ショートステイ|本人の安心と家族の休息を整える第1表・第2表の記入例
- 大腿骨転子部骨折後・畑仕事|趣味と役割を段階的に再開する第1表・第2表の記入例
医療・栄養・認知症・家族支援
再骨折予防、低栄養、認知症併存、独居、介護負担、老老介護への支援です。
- 大腿骨頸部骨折後・骨粗鬆症・再骨折予防|服薬と生活を整える第1表・第2表の記入例
- 大腿骨転子部骨折後・軽度認知症|本人の理解を確かめて安全に暮らす第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・食欲低下・低栄養|食べる力と楽しみを支える第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・独居・見守り|一人暮らしを続ける第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・家族介護負担|本人の力を生かして介助を整える第1表・第2表の記入例
- 大腿骨頸部骨折後・老老介護|夫婦の力を生かして暮らす第1表・第2表の記入例
大腿骨骨折後のケアプラン作成で大切な視点
骨折前の生活と本人の希望を確認する
できなくなった動作だけでなく、骨折前に担っていた家事、外出、趣味、家族内での役割を確認し、本人が取り戻したい生活を計画の中心に置きます。
残存能力と医療上の注意を両方反映する
本人が実際に行える動作を評価しながら、荷重、疼痛、転倒、再骨折等については医師・リハビリ専門職の指示を確認します。安全を理由に家族がすべて代行しないよう、見守りと介助の範囲を具体化します。
生活場面ごとに目標をつなげる
「歩けるようになる」だけで終わらせず、トイレへ行く、買い物をする、台所に立つ、畑へ戻るなど、移動の先にある本人の生活目的を長期目標・短期目標へつなげます。
まとめ
大腿骨骨折後のケアプランは、痛みや転倒リスクへの配慮と、本人が自分の力を使って生活を再構築する支援を両立させることが重要です。上記30事例から近い生活課題を選び、本人の意向と実際の能力に合わせて文例を調整してください。


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